今日はビストロokeiの1周年。
去年の今日、この3階にビストロを出しました。
僕にとってこのビストロokeiは、自分との見えない戦いの始まりでした。
勿論2階のピッツェリアが出来た時は、同じように見えない戦いでした。
ただ、2店舗目の重圧はそれ以上だと言う事を去年知ったのです。
独立した時、不安ばかりだったけど、僕も家もなく、この店に住んでいたし、
従業員も中田君だけだった。
正直「一人分の人件費なら何とかなるだろう」と思っていた。
事実、そうだった。
それから時はたち、今こうして7名で働くokei。
その中には家族や子供を抱えている者もいる。
スタッフの人生を抱えている。
その責任と言えば、本当の無限の重圧。
そして、オープンの時はなかったもの。
お客様の人生を抱えていると思っている。
久しぶりに来てくれる方。あると思ってきたらなかったら・・・
と思うと続けなきゃと思う。
定期的に来てくれる方。彼らの日常や生活にokeiが組み込まれている以上、
それを奪う権利はない。
と思うと続けなきゃと思う。
ビストロokeiを出すことはそういうことだった。
ただ、その中にも沢山のスタッフと働けるということは特別な事。
1店舗では出会えなかったスタッフがここには沢山いる。
それが僕の人生を豊かにしてくれている。
この1年で、すごく色んな事を学んだ気がする。
そんなにうまく全ては行かない事。
愛情を沢山の方へ注いでいくことと、それが伝わること。
それがとても難しいという事。
でも1年過ごせた事が僕の人生を豊かにした。
ここにいるスタッフの心にもたくさん残った何かがあるだろう。
いつかそのどれかの記憶が誰かのためになるといいと思う。
ビストロokeiは、僕にとって沢山の挑戦です。
それを具現化して行ってくれている石丸は本当に力強い男です。
シェフと言うものを体現出来ている事は素晴らしいなーと思う
僕には本当に頼りがいのある人間。
アイアイは途中からビストロにいてくれます
彼女はもうビストロに限らずokeiそのもの。
彼女なくしてはokeiは語れません。
大河内は1年間、色んな事もありながら
精一杯頑張ってくれています。
愛情を持ったサービスと言うか、生まれながらにして
もったそのパフォーマンス力は僕も勝てません。
この3人がいるから僕の夢と希望が繋がっています。
そして2階ピッツェリアでも同時期から試練が始まっています
中田と言う大きなシェフがいなくなる事で、沢山の事がありましたが
今、こうしてまた違うステージでお客様にサービスを提供できています
戸羽シェフは、本当にまじめでまっすぐに料理に向かい、
中田と言う大きなシェフの後でも、こうしてokeiを守ってくれています。
僕は本当にすごい人間だなーと思います。
カマちゃん。
20歳では行った彼女は今22歳。
本当に人間的に愛されるその笑顔。
もう誰にも勝てないその愛情は僕らを癒すだけじゃなく、
お客様を癒してくれています
菅さん。
一番年齢も経験も上なのにちゃんと自分のポジションと言うか
僕が求める仕事を考えてしてくれています
僕にはこんなに仲間がいるんです。
この1年、大変だったけど、この仲間がいるだけで生きていけます。
僕の人生、okeiに注いでいける。その確信が出来た1年。
だってもう逃げられないんだから。