okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

AAA

今日は、AAA。そう桑田さんが毎年エイズ撲滅の日にやっているチャリティーイベント。
今年は桑田さんの体調が悪いからやっていないけど、他の方がやってくれています。

僕にとって桑田さんのこうした活動は今のokeiに反映されているです。
自分の立場をしっかり理解して、それを誰かのために費やしたい。

このお店では毎月チャリティをしている。
単純に会社の口座から引き落としになっているだけ。
僕はそれ以外何もしてない。
でもしている。

僕がここで働いている事でお店を継続することで
お救われる子 マクリンちゃん。
ウガンダに住む彼女を僕は育てている。

僕がいるお陰で勉強も出来てある一定の生活が約束されているという。
たまにお手紙が来るけど、楽しそうで、僕が生きている意味があるようで嬉しい。

そこに僕がどれだけの愛情を注げているか。
それは正直わからない。
よっぽどここにあるワインのほうが注いで居ると思う。

でも、僕がそうしてワインへ愛情を注ぐことで彼女は生きていける。

僕にとってチャリティとは何なのか。
ハートがあるだけではだめだと思っている。
具体的にしなければ数秒間に数百人の子供が死んでいるんだから。

気持ちは後からついてきてもいい。
誰かがきっかけを作らなきゃいけないんだと思う。
それが僕にとってはカズであり、この桑田さんなのだ。

そしてこうしてチャリティをしてみた。
してみて、数年がたつ。
okeiで食事をしてくれた方々は少なからずそのチャリティーで
マクリンちゃんを育ててくれている。

そんな愛情があるお店であるとしたら本当に幸せだ。

彼らがいてくれるから、僕はここで頑張れる。
マクリンちゃんが笑ってくれているから、僕は死ねないと、潰せないと
心が強くなる。

誰かのために生きる事、それは悪くないのかもしれない。