okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

24時を回れば

24時を回れば、このお店ができて9周年となる。
プレオープンの今日をそうすれば、すでに迎えているということか。

当日をかみしめるのは、奇しくもオープン以来かもしれない。
パーティをやらないから。

嬉しいこともあるが、この日を改めて反省の日にもなりえる。
その連続で9年間が過ぎた。

それに耐えてきたり、越えてきたものをかみしめることができる。

ふーみんがありがとう企画を違う形で続けてくれたブログを読み、感動した。
実は今年、何もやらないという選択肢を取ったが、ありがとう企画だけはどうしようかと
悩んでいた。
ずっと続けてきた企画であり、卒業生も続けてくれた企画。
メッセージカードもその一つだし、お客様が卒業していったお店に行ってくれていることも
その一つかもしれない。
そういう意味ではふーみんがしてくれたことは僕にとってサプライズで
僕もまねしようと思う。
明日ね。

想えば、僕のお店は変わっていき、僕も変わった。
悪くなったこともあるかもしれない。
個人店らしくはなくなったしね
少しさみしさもあるが、それにより多くのスタッフが独立したり、夢を叶えることが
出来たり、給料が良くなったり休みが増えたり。
色々とやりたいことができていることはとても嬉しいことだ。
そして何よりも僕が変わったことでより個人店要素が強い独立店舗たちへのニーズが増えていること。
okeiというところよりも、独立したお店への愛情が強いお客様が自然と増えていくこと。
それがとても自然であり、個人片寄としては残念ではあるが、
個人店としての魅力と愛情をリアルに感じられるお店づくりをokeiで伝えてきた身としては
とても嬉しく思う。

とにもかくにも、あと数時間でそう言う時間になる。
また書きたいことも変わるだろう。

言葉は強い。そして時間は強い。
とにかく9年間、この新橋に存在してこれたことを感謝し、
あと6時間を過ごす。