okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

12年、続けていけそう

僕はお店を経営して12年を迎える。
毎年毎年、12月9日に近づいていくとビクビクする。
年末に会社でトラブルがあることが多いから。

去年は最大だった、僕がishimaruお店オープンのため3か月間、勝どきのお店につきっきりの間に、
新橋okeiでは社内で多くのトラブルが発生しており、崩壊してしまった。
実際ビストロokeiがなくなる事態になった。

全てがなくなることも想定していたが、何とか立て直して1年間、スタッフと共に形にすることが出来てきた。
もちろん、以前の売り上げをあげることはまだまだできない、

損失1000万円という会計士のコトバで始まった今年。
本当にきつかった。
まだ終わっていないが、周年パーティを出来ると判断できたのでこう書いている。

店を経営するという夢の中にはなかったことが、沢山起こったというのが印象の1年。
僕の能力不足が否めない。

いろんなリスクのある経営というものにとても考えさせられた。
まだわからないことばかり。

でも、やりたいことも溢れている。
幸せなことだ。

誰しも挫折があるとは聞いていたが、自分になるとやはりつらい。
経験もしたくないこと。
でも、経験するものなんだなーと感じている。

それでも乗り切れないものもないんだなーと1年間で強くなって気がする。
12月9日に12周年パーティを行う。

初めての方も来てほしいし、今までの方も1年間乗り越えられた僕たちを見に来てほしい。

2020年1月にビルが建て直しになり、トラットリアokeiはいったんなくなります
この規模でやるのはあと2回か3回。
ぜひ一緒にすべてを目撃してほしい。

そしてお店を出すこと続ける事、そしてそれを幸せに感じ続ける事。

僕がそれを続けられるまでokeiはあると思う。

皆の中にもokeiがあるといいなと思う