okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

面談

今現在、面談の真っ只中。

年に2回、スタッフとの面談を行っている。
ボーナスがあるため、夏と冬。
1人2時間ほどだ。長いようだがあっという間・

その資料は1人に対して3枚から5枚。A4の紙に文章。
以前は五段階評価とかいろいろと試したが、自分には難しく、思いを文字にして伝えている。

気持ちを文章にすると書いている間に色んなことを考えて泣いてしまうことも多い。
スタッフとのことや今までの事、お客様の事。
愛情なのか、後悔なのか。わからないけど泣けてくる。

同時に後半の面談のタイミングがこの時期。
12月に毎年パーティを行っている時期。
今回は12周年ということで干支が回った。

そのことを考えるとやはり泣けてくる。
長く続けられたこと。
その前に、okeiを始められたこと。
それが僕には特別でこの二つが一番かな。

そしてそのためにはお客様がokeiを目指してきてくれたこと。
毎日、はじめてくるお客様がいる事。
幸せだなと思う。

店はお客様とスタッフが作る。
僕じゃない。
僕はスタートさせて、スタッフの居場所を作ること。
お客様の場所を作ること。

12年があるのは紛れもなく多くの方々の支えによるものだ。
ありがとうって本気で伝える。

この面談の時期に一人一人のスタッフのことを考え、考え抜くのだが、
2時間の面談が終わりこうして帰る時には、あれもこれもと少し後悔したりする。

難しい。

12年続けていることも続けられなかったことも。
それでも店があること。

面談というものが実はオーナーを面談しているスタッフが目の前にいたり。
余裕そうな顔をしてもっとも緊張しているのは僕なんだよね。

あっという間に12月9日になるだろう。
泣くと思う。

今年は最もきつい1年だったから。
でもだからこそ思い出が深い。

スタッフとの絆が深い。
大切にしたいあと少しの2017年。