2人で始めたokei。
毎日同じ顔で4人くらいまでは打合せなんてなかった。
準備や営業、片づけをしながら話をして明日や未来を語った。
誰も結婚してなかったし、若かった。
今は違う。
家族もいて、子供もいて。所帯も大きくなり、10名を超えた。
たまに手伝ってくれる人やアルバイトを入れたら15名も超える。
想いや気持ち、将来や悩み。色んなことをふと確認できたり、
表情から雰囲気や今を察知してあげることもママならない。
片寄というオーナーだけがやっていくには限界があるのかもしれない
碧が奮闘し、それ以外のスタッフもどうにかしようと頑張ってくれている。
ゴールが見えないのではまずい。
OKEIというお店が常に変化していることは長年変わらない。
常連さんにとってはそれがイマイチだったりするかもしれない。
でも自分が料理人ではない中で、お店にチャレンジしようとすれば
ある程度変化を持たせたり、保ったり、そんな時期は必要で。
色々と悩む。
実際、お店は1店舗をやる方が色んな意味で確実。
現に僕は4店舗になっても給与は下がっていくか、上がらない。
それどころかリスクが増える。
ただし、スタッフは安定する場合もある。
僕はそこにかけている。
複数店舗あるからこそできるサービス。
料理。空間。
複数店舗あるからメンバーが休めたりするのではないか。
助け合うことも出来るんじゃないかと。
まだうまく出来るかわからない。
ただし、もがいてみる。
もう少しもう少し、あと1センチ、前に。