OKEIから独立したお店は12店舗。その中でノリが初めて2号店を出した。
目黒の権之助坂に面した、ビストロシンというスーパーすごかったお店の跡地。
トランクというお店を出したのが6年くらい前か。見た目に寄らず、慎重派である彼がIRON HOUSEというまたカッコイーお店を出したのでしたーーー。
18時オープンというから18時過ぎに行ったらパンパン、その後も全く途切れず・・・。
いつもはカジュアルな店でも今日だけはお祝い!という感じで、7万以上するワインもパンパン出ていたなー。
その話はあまりどうでもいいのです。
書きたいことが沢山あるから笑
今そのお店でシェフをやっているのが鈴木ノイ。
これまたオケイで料理人をやっていた。25歳から数年。まーやんちゃ時期なので、僕とも衝突したり、逃げたり笑みんなで追いかけたりして。
トランクに入社してからもそんなこともあったらしいが、とても男前の顔になっていた。今ではトランクと新店を束ねるシェフとなり、各店舗に料理人を置いて、部下を育てる立場にもなったみたい。
彼にパスタをオーダーした。何でもいいから作ってって。
そして出てきたのが、まさかのペペロンチーノ。
マスクをしていたからバレてなかったんだけど、泣いちゃった。
石丸の下にいたときによくペペロンチーノを作らされてはいろいろ言われていたっけ。
色々あったからこそ、可愛くってね。弟みたい。
そんな彼がここぞっていう時に出したのがこれだったからさ。
ノリがノイに(ややこしい)店を任せている風景も美しかった。
全く違うがブルーハーツのヒロトとマーシーとは言わないけど、なんか熱々な感じ。
何のためにお店をやるのか。なんでやるのか。
とても楽しそうに働く人たちを見て、僕も色んなことを見直したくなった。
今が悪いとは思っていないから、もっと楽しくするにはどうしたらいいかなーとか。
もっとやっていこうと思ったなー
ノリが25歳、僕が28歳で出会った。
最初は僕が飲食を経験がなかったから、彼に教えてもらったこともある。
沢山話して、話してね、五日お店を一緒にやろうかーなんて話をした。
長野でピッツァ修行に行った僕の後に、自分もやってみたい!と僕と入れ替わりで入ったノリ。毎日とは言わないが、かなりやられていて、沢山泣き言電話がかかってきた。
その後、カフェのイリ―で働いてマネージャーをやっていた。
そしてオケイ7年目にPIZZERIA TERZO OKEIのオープンが決まったころ。
ノリに電話したんだよねー、一緒にやろーって言っていたこと覚えてるって。
そしたら、年収が200万くらい下がるのに来てくれた。
そこでノイ(ややこしい)と一緒に働いたりしていたなー。
いいお店には理由がある、いいお店も悪くなっちゃう場合もあるだろう。
僕もそうやって色々失敗してきた。
ノリはSNSとかを駆使しない。今はスタッフがインスタとかをやっているみたいだが、基本はあまりやらない。それでも目黒であれだけのお店を出せるんだなーって思うと、参考になることもある。みんな笑顔で楽しそうで。
ノリらしいカッコイイお店の雰囲気があるし。お店をやるってやっぱり楽しい。
あんなに美味しいペペロンチーノは初めてだった。