okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

29歳で独立してから15年。

いやーなりましたよ、お店を出す!という夢を叶えて15年になりました。

12月9日は本当に幸せな幸せな感情的に無茶苦茶なる日です。

毎年この付近は泣いてばかりで大変な時だけど、今年はそんな感じでもないけど。

それでもやっぱり色々と。

自分がいま生きているのはスタッフとお客様と家族のおかげです。

夢を叶えるって難しいんだけど、沢山の壁がありそうで、実は自分で作っている壁ばかり。

やったことない、出来るかわからない。

そういうマジックというか、ネガティブな壁を自分でせっせと立てては、狭くなる感じ。

若さややる気や周りの力でその壁をどれだけなくせるか。

始めてしまえば、やるしかないという気持ちを持てる。

もてなかったらまた誰かに頼っていくのが人生なのかなーって15年で思っています。

僕は甘えん坊です。

出来ないことでもやりたいから、仲間に頼んじゃう。頼ってる。

頼むって言葉は頼ると一緒。でもなんかニュアンスは違いますね。

頼るほうがしっくりくる。

自分がやりたいことを具現化していくのが本当に幸せ。

仲間が増え、旅立ち、増える。減ることもある。

その中で自分が出せることもあれば、失うこともしばしば。

周りを見れば、すげー人ばかり。僕なんか、。。。

なんてやっぱり劣等感は15年でも重なります。

独立したお店たちを見ればなおさら。でも、しょうがない。

実力。これが自分だから!

だからまた変えちゃえって!すげー考えてる。

店を増やしてスタッフのキラキラした目を見たい。

自分1人でやる店もいつかやるよ。でも少し待つ。

スタッフに感謝を示し、彼らが躍動する場所を作る。

そしてお客様と出会い、15年。今でも友達のような方ばかり。

昨日も、パスタがしょっぱい!と指摘いただきました!

嬉しい!どんどん指摘してもらって皆が美味しいものを提供できるように。

刺激がある店でいたいから、これからも指摘しつつ、来てください笑

昨日、山上さん(すげーいい人)がたい焼き持ってきてくれた。

なんか嬉しくて泣きそうだったー。

山上さんを見ていたら、数田さんとかみかさんとか石毛さんとかね。

高松さんグループとか本当に書ききれないけど色んな人を思い出してね。

来年、名指しで呼びつける会をやろうっと。

ありがとうーーーーーーーーーーー

そして家族。オープンした時は1日だけ姉貴が手伝ってくれた。

経理もやってくれた期間もあるし、母親もたびたび来てくれる。

父の絵も飾ってあるし、なんだか家族だんらんができているような気がする笑

そして嫁。

毎日、遊びに行くように出ていく僕を見守ってくれて、ダメなことは叱られます。

それでも店のスタッフを家族のように大切に感じてくれていることにも感謝。

何より、無茶苦茶な僕の面倒を見て、ニコニコしてくれていることで救われています。

ありがとうって100000回でも言います。

人が増えていくと、自分のお店がそうでなくなっていくような気になります。

でもスタッフが自分の店としてふるまってくれているのを見ると、温かい気持ちになります。結局、自分次第。

自分がいかに愛情をもって接するか。

コロナなんて関係なく、やっぱりやりたいことをやる。

やり方なんて無視してきたのに、時を重ねると知識という邪魔が入り、身動きが取れなくなる。16年目はそんな身動きを止めない。

馬鹿になります。

バカなオケイ片寄雄啓をよろしくお願いします。

自分へのご褒美、それは16年目を迎えれることですね。

今週のお題「自分にご褒美」