okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

今の自分、やることがある

okeiは休業中ですが頭はフル回転。
朝から豊洲子ども食堂の皆さんと打ち合わせ。

1月16日にはピッツァ30枚と50名分の生野菜、お肉料理の無料配布を行います。

事前に困窮しているシングルマザーとコンタクトをして必要な物資を渡します。

生野菜やお肉は、助成金からオケイで購入して届けます。


タワマンがそびえ立つ町として有名ですが、団地も多く、
シングルマザーが多い現状も把握できました。

ケアしたくても現状が把握できないという大きな問題もあるようです。

ネット環境がなかったりすれば、色んなサポートを受ける情報すらわからない。

また、母子家庭で精神的にきつい状況だと、ヒトとの接触を拒否してしまう方もいるようです。孤独を生み、より歪みを生んでいくようなスパイラル。

そういえば僕の両親も中学1年生になった瞬間に離婚。自分の家族環境を周りに伝えるのは嫌だったし、心配されるのも嫌だった。

環境的には違うけど気持ちはわかるような気がしました。

そういう意味で僕らがサポートをするということで喜んで来てくれる方と、隠れている方、置き配達ならいいとか、くれぐれも子ども食堂であるということがわからないようにしてほしいとか。

色んな心もケアしていくということが一緒に必要なんだなーと。

またボランティアの方々ももちろんお仕事しているので本当にご尽力されている。

資源を求めて色んな方とコンタクトを取り、お米の無料提供したり。

そんな方々が沢山いるからこうして救われる家庭がいるんだなぁと。

ノホホンと生きてしまってる自分がいるけど、こうして少し動き出すだけでわかることがありました。自分が母子家庭というか、複雑な家庭に生まれていることでわかってあげられることもあります。

自分が生まれてこうして育ち、沢山の方に支えられていることを感謝し、今1歩動くことを専決して、その1歩で自分がまた次の1歩を決めていくくらいだいいかなと。

違う話ですが、スタッフもこのお休みを利用して思い思いに動いています。
皆、自分のスキルアップや知識増量へ動いているようです。

生産者の気持ちを知りたくて料理人が埼玉の畑に行っていたり、なかなか足を運べなかったお店に勉強しに行く。飲食では本当に時間が少ないから本が読めなかったのを読み出したり。

皆が僕に送ってくる本の内容はだいたい話し方、コミュニケーションの本。みんな常にそこで悩んでいるというか自分の課題を持っているんだなーと実感。色々と今知識や経験をためて、前に動き出す準備をしている状況。

業者さんの支援と今できるスキルアップと社会貢献。

今できることが沢山ある。

それをやるのが今の自分。

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豊洲子ども食堂