okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

ボーナスの考え方を伝えた件

胆のう全摘手術をすることになり、それまでにバタバタとしなきゃいけない手続きを急ピッチで進めています。

1週間くらい止まりそうなんで。それ以降も見えなくなるとまずいから。

協力金申請とか雇用調整助成金とか、その他スタッフに伝えておかないといけないことがあるけど、休業していたりすると目を見て話せないから難しい世の中。

その一つが、ボーナスについて。これが僕の誇りでもあるので、okeiの。

このタイミングでLINEにはなったけど、スタッフに気持ちを伝えたので、

その全文をここに示しておこうっと。

これからも自分なりの考えをしっかり持ちつつ、今に適したやり方との相性というかバランスを作っていきたいと思う。

ちょっと文章が分かりづらいとことかあるかもしれないけど・・・。

以下スタッフLINE内容

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緊急事態宣言の中、頭の中は色々と動いてくれていると思います。
世の中の状況に目を向けながらも、今に甘んじることなく、
新しく動いて間違える方がまだまし!なんて思えたらいいと思う。
間違えたら変えましょう笑
さて、5月というと面談時期です。
まず面談はします。またゆっくりこれからのことを話していきましょう。
緊急事態宣言延長とかもありそうなので日程はまだ決めません。
数か月の中になりますが、自己評価をしてみてくださいね。

そして大きくはボーナス時期です。
売上もなく、良い状況は何もありません。
ただ、基準とするボーナスは支給することにします。
現状で言うと、12月以降に社員となった方以外が支給対象となります。
2人は申し訳ありませんが、6か月経過していないのでありません。
その他の方は通常額面支給している金額を手取りでいつも通り支給いたします。

支給する理由は3つ。
・去年同様に休みは沢山ありますが、緊急事態宣言などに対応するために
事前にわかっていないので、十分に休めていない部分があること。
※月7回という目標は休業などで達成してしまいますが、実際には体は休められていないと判断。

・新しいアイディアや夢や希望。それはこれから不眠不休でも対応してほしいコト。
okeyという会社に全身全霊で時間とキモチとココロを注いでもらいたい。
新しいアイディアを生み出し、事業拡大、維持、再構築への意欲を
再度高めてほしいというお願いのキモチ。
特にネット販売などはその大きなチャレンジの一つになりますね。
今にとらわれず、維持のために壊す!くらいの気持ちで取り組んでください。
新時代というべき今。何が求められているか。それはスキル。
人のスキルが誤魔化しが効かなくなっています。
商品を売れるか売れないか、説明できるかできないか。
その人がいるだけで売れるか売れないか。
やったことがあるかないか。
経験をしてないことを振りかざしても意味がなくなりました。
教える時間があるなら、出来る人にお願いしてしまう世の中です。
例えば、経理を育てる時代から、外部委託になります。
出来るようにならないと就職ができない。出来ても給与が少ないということになります。
1つ話して、10つ考えて行動できる人が強いです。
指示待ちをしていると仕事が回ってきません。そうするとスキルアップできない。
つまらなくなります、そしてそれを人のせいにしたりします。
割とわかりやすい例ですが。
店舗ごとにどうやって売上を上げるのか。僕の指示を待たないでください。
ただお願いしたことは、それ以上にやってください。

・片寄が大切にしているこの「臨時収入」という概念が、人の心を豊かにし、幸せにする。
その幸せがお客様を幸せにしていくと確信しているから。
約束しているのは給与と最低限の休み、そしてやりがい。
世界情勢によりやりがいを見出すのは、個人の能力になってしまっている。
自分がおぜん立てをしてあげられていることと、出来ていないことがあるから。
休みに関しては不本意。休まされてるだけで本当の意味での休暇になっていない。
だからせめて給与くらいはしっかりと支給したいのです。
僕にとってはサラリーマン時代からこのボーナスが心の支えでした。
何か豊かになる、温かいお金だと思っている。
それをこうしてみんなに支給して、親や子ども、妻、夫、彼氏彼女に
優しい気持ちでいてほしい。
みんなきついし、未来が見れない。
その心をこの寸志で癒してあげてほしい。
僕らはホスピタルの組織でありたい。
だからこそ、みんなの一番近くの人を温めて下さい。
その何かになればって思って支給します。