okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

病人になってみて

右足アキレス腱あたりの激痛から2日目。

家から出ずに仕事しながら食卓に座っている一日。

めちゃくちゃ痛い。まーそりゃそうか。骨のとげ、骨棘というものがこのかかとにあるんだから。、、、

しかし、こうして病気から無縁というほどの自分。

思えば3月29日に虎の門病院に行ってから、自分が病人の仲間入り。

入退院が終わった翌日に、今度はアキレス腱の激痛で歩行不可能。

2か月以上病人が確定した今。

打ち合わせもしているし、この状況になれるしかないので徐々に頭を仕事に戻そうと必死ですが、正直、絶望感はあります。

多くの事業を進めている中、自分がストップしてしまうこと。

こんなことってあるんだなーって、悲壮感すらあります。

改めて健康の大事さと事業の難しさというか、現実を目の当たりにしています。

29歳で独立して突っ走ってきて、色んなことがありました。

乗り越えてきたこともあるし、逃げたこともある。人を助けられたこと◦もあるし、救われた。傷つけてしまったこともあるし、幸せにしたこともある。

多くのことを経験してきた中には、自分がいる。

それだけが16年目の自分の生きる道だったような気がする。

今それがストップしている状況になってしまった。

原因は何だったのか。食生活なのか、仕事なのか。

わからないけど、残念な自分がいます。。。。

同時に、46歳になる年にコロナピンチと身体もピンチを経験し、これからのことを再度見直すキッカケになっています。

そして、okeiのスタッフの力強さを感じます。だって、たいして連絡来ないですから笑あ、すねてるわけじゃないです、褒めてます、頼りにしています。

勝手にどんどん考えて、やっているのをただただ、ネットで見ています笑

10周年があった2015年から脱片寄スタイルを求めてきました。

急にはせず、20周年までにと思って少しずつ少しずつ。コロナで加速もしたし、自分の体の不調でもこうして加速。

おそらく、スタッフは別に困っていません。

いわゆるリモートで経営をしていかなければいけない状況を生み、しかもそれが緊急事態宣言中なのでストップしていることがほとんど。

スタッフは次を悩み考え、動いている。

経営者という偉そうなことを言っているが、今変化の時のようだ。

僕らも年を重ねていくと、こういうことがあるってことを認識しておく。

こうなればすべてが止まるのであれば、事業は終わり。生活もできない。

複数店舗があるかどうかは必要性はないだろう。

ただ、自分がいなくても何かが回ったりしていかないと、年齢と共倒れしてしまう可能性が出てくることが肌で感じた。

それか、しっかりとプールしているお金を持っていることだ。

そうすれば止まっても大丈夫かもしれない。

自分は色んなことが不十分だと感じた。

多くの飲食業の方が悩んでいたり、今を戦っているのが現実だ。

こうして無理やり立ち止まった自分みたいな人だけが感じる孤独感と将来への絶望感。

自分がストップしたら終わるという状況は恐ろしいということ。

そうでないようにしていくやり方の正解は知らない。

でも、今までやってきたことでスタッフたちがいることが恵まれている。

本当にみんなアリガトウ。

同時に、これからの考え方の大前提がこうして変わったこと。

この経験を生かさなかったら、自分は経営を辞めた方がいい。

しっかりと自分が社長であるという認識を持ち(持っていなかったわけじゃないよ)、

スタッフを守ることと同時に、自分の将来を考えることも大きな目標にしていくし、確実にそれを手に入れなければならないという緊張感を持っていく。

クラフトビールも障害者も絶対成功させる。

豪徳寺も大成功させて、近くに拡大する。

新橋は全部残せればいいが、無理はしない。無理なら大手を振って諦めるテンポはあるだろうが、タダでは死なない。だってスタッフはいるから。

彼らと飛躍していく。

酒屋も当然、ガンガンやるんだ!

ネットショップだって、光を見出す。

まだ書けてないこともあるがまた。

これらをやってみる!ではなく、確実に成功させるんだという強い意気込みがこの病人生活で養われた!

やるぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー