okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

大送別会の日でした。

事業のことだけじゃなく、人と人のこととか。いろいろ悩みますよね。

胆のう全摘手術やアキレス腱骨棘などで動けなくなり、初めて時間が止まった。

情報過多になりがちな状況で、自分を見直す時間にもなっている。

独立していった仲間が14人。それ以外にも刺激をもらえるオーナーや知り合いが多数。全員、このコロナの時代をそれぞれの考えで生き抜いている様は武士というか、

それだけでカッコいいし、身震いするようなこと。

毎日がぞっとするような状況下が、容赦なく押し寄せてくるもんね。

それでも立っていられるのは本当に色んな人に支えられて生きているから。

実は5月30日という日は特別な日でした。

協同広告を退社し、1か月後の2004年5月30日。

多くの方が来てくれた僕に対しての大送別会でした。

そのことについて、以下にあるように、この16年で何度となく、このブログで書いていることです。

we are okei - okeiのコトバ~新橋okeiオーナーの話~

3年目 - okeiのコトバ~新橋okeiオーナーの話~

ほこり - okeiのコトバ~新橋okeiオーナーの話~

感謝の日 - okeiのコトバ~新橋okeiオーナーの話~

5/30 - okeiのコトバ~新橋okeiオーナーの話~

協同広告と神大とすべての仲間へ - okeiのコトバ~新橋okeiオーナーの話~

 この間にいろんなことがあり、人生は本当に終わらない映画みたいだなと。

改めて読んでみると、同じようなことをずっと思うわけで。

今も全く一緒。積み重なっているような気がします。

違うのは端々に、1つのお店だった時やまだ2つくらいだった時が多いので、

自分が必ず現場にいるということ。そのメッセージがあることが多い。

今もそのつもりなんだが、どうしてもそうはいかない。

でもそのおかげで大切な仲間と出会えた。スタッフは仲間。

駒じゃない。幾度となく人に助けられてきた自分。

先輩仲間と同様、いやそれ以上にスタッフたちだ。

そのスタッフがいたから、大切なお客様と出会えた。そしてそのお客様の中でも仲間といえる方とも出会えた。

プライベートでも会ってくれる常連さんもいるし。そうでなくてもお店によって話してくれる方々など全てがオケイがあったから、スタッフがいてくれるから出会えた宝。

僕のチカラなんてないようなものだ。

そういう意味で、当初の目的だったお店があれば僕の夢は叶っているという気持ちから少し変わったかな。人が増えていくと、彼らのポジションを与えたくなったりする。だって、同じポジションをずっとやるモチベーションキープは難しいし。

そうやってお店も増えて、大好きな人達が沢山増えていくという、幸せな店舗増加だったと思う。

送別会をしてくれた先輩方たちと出会えたのも、大きな会社だったから。

今でも毎日のように連絡を多くの方がくれる。奇跡的な会社だったと思う。

もちろん、個人から法人になったり、自分が自分の目標よりも大きな課題を増やしていくことでどうしても、ぶれたりしてきたことは多くあり、自分でコントロール出来てなかったことも多い。

未経験や未体験。わからないことを恐れずにトライする。

そういえば、かっこいいが、それは多くの壁がある。何もわからないことしかないから。今もその壁に囲まれている。自分で壁を作り壁を壊す作業をずっと続けている。

そんな時にふとこの送別会の時を今でも考えるんだよなー。

Surpriseだったから良くわからず会場に歩いていく自分。

徐々に会場が近くなるたびに鼓動が激しくなった。

あーいう喜びというか。人への感謝の伝え方というか。

まだまだ人を喜ばせたいなと思うんです。ハイ。

まだ出来ることが沢山あるはずだって思う。

そのためには、やっぱりワクワクすることをしたい。そのために独立したから。

面白そうなことを考えて、実行して失敗してもまた這い上がって。

コロナになり新橋がダメなら、縮小するけど、じゃー何やろうかなって考えてるし。

仲間がいるから、新しくまたやることもできるさ!ってね。

この5月30日って日がまた僕の心に火をつけてくれました。

あの時、何もない自分をすっごいパワーで送別してくれてありがとうございます。

それがあるから今がありますから。