okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

4周年パーティを終えて

ついに4周年パーティが終わった。

自分の中ではこの日をどれだけ目標にしてきたか。

考え深い日になった。

来年は、生涯でまた一番の山になる。
谷か。
いずれにしても必ず越えなくてはいけない山であり、
超えた先にも沢山の山があることは明白。

そう、5年目はokeiにとって正念場になることは分かっている。
だから、この4周年は僕にとってリスタートだった。

参加してくれた180名ほどの皆様と
かかわってくれた無数の方々へ感謝しなければならない。

僕が6年半前に愛する協同広告をやめ
何のバックボーンもなくなった時から、今を目標にしてきた。

店を出して、沢山の仲間と何かを分かち合えることを。

僕にも沢山ダメなところがある。
直さなきゃいけない所もあるし、
人を傷つけたり、嫌われたり、悩ませたり。

そのすべてを直したい。

そういうところを考えていると
どうしようもなく切なくなってくるのだが、
僕にはこうしてお店を応援してくれる方々がいる。

そのハートを感じられるだけでも人生が前向きになる。

今年はあまりに重かった。
だから、ああして沢山の方々がこの日を楽しみにしてくれたこと。
大切に思ってくれたことが嬉しすぎた。

僕の思いは複雑だったけど
このお店は僕らのものではなく、みんなのもの。
それがすべてだった。

僕は、いつか思っていた。
「お店が継続していればそれでいい」と。

「僕が幸せなのは、みんなが笑っている時だ」と。

越えられない悩みもある。
辛いことも今もたくさんある。

でも少なくても小学校の作文に書いた「ご飯屋さんをやりたい」という夢と
上記の思いはクリアしている。

一昨日とこの数日だけは、その思いだけでいいのかもしれない。

そして、来年の大きな山や谷に向かうパワーをつけて行きたいと思う。

本当にありがとう。