okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

年を重ねていること

自分がやっぱり年を重ねてきたんだなって思うことがある。

もちろん、それはマイナスじゃなくて、しっかりと積み重ねていきたいものとして。

特に思うことがあるので書いておこう。

それは人へのギフトや気持ちを伝えることなどの時に感じています。

今までそりゃ、沢山のサプライズをしてきたつもり。

結婚式ムービーで日本津々浦々飛び回ったり、徹夜で何日間も余興の練習もしてきたし、顔なんて塗ってない色がないくらい笑

全身タイツはクローゼットに各色あったなーとか。

何十万円も使ってやってことだってあるしねー。ってそれを自慢したいわけじゃないです。何が言いたいかと言いますと。

単純にTシャツを作ってあげたりするじゃないですか。

僕なんかからすると「やり飽きていて」、あんまりだなーとか、他になんかしてあげないとなーとか思うわけですよ。

でも、一緒に働いているスタッフ10代から30代くらいのスタッフはすごい楽しそうにしていたりするのです。

僕が飽きてしまっていることも、彼らにとっては初めてのことだったり、一体感が嬉しかったり。一緒のものを着るってことだけでも幸せだったり。

コロナもあるのかもしれませんね。

自分が今までしてきた経験をそのまましてあげることだけでも、人を幸せにできるんだなって思うとなんだか嬉しくて。

広告代理店時代の先輩方が無理して頑張ってサプライズをやっていたのを思い出す。

ああいう無駄っていいですよね。

今は100均でも色々揃う。だからこそ、それでも楽しませてあげることって出来るんでよね。

自分のために知らない時に色々考えてくれたり。準備してくれたり練習してくれたり。

そんなことが嬉しいんですよね。そして徹夜して準備しているってことが楽しかったり。

僕なんかはそうやって生きてきたけど、若い方々にもそれが伝わるんだなって。

年齢は重ねていくもの。

それを吐き出す時なのかもなって。

やれ!ってことじゃなくて、楽しいことだけを伝えたいなって。

多少なりとも投資や出費があっても気にしなかった。

喜んでもらうためにやっていたから。それが自分の血となり肉となってきた。

自分自身を作ってきたのは、誰かのために何かをしてあげたい!ってキモチ。

それがあったから出来ることも増えたし、仲間とも有効な関係がある気がする。

高校生の時に書いていた日記に書いてあったな。

「頼られない男にはなりたくない」

少しでも誰かのために生きてみたいって思っていたのだとしたら悪くない高校生笑

もう少し頑張ってみようって思う。

今の自分に頼ってくれる人がいるならば手を差し伸べてあげたいし、それによって自分が成長できるならやるべきことはあるはずだから。