ふと思い出しました。
開店当初から本当に沢山来てくれている50歳くらいの◎柳さん。
いつも五人くらいできてくれています。
会社の部の後輩とか部下とかと・・・。」」
いつも早い時間に来るのに初めて八時くらいにきたとき・・・。
混んでて入れなかったんです。。。
すごい申し訳なく・・・。
いつも来てくれているから特に・・・。
そしたら◎柳さんが・・・
「じゃー今日はまっすぐ帰るわ」
って階段をUターンして帰っていきました。
すごく悪かったんだがすごく嬉しかった。
だって数ある飲み屋の中でこの店にいつも来てくれて、
この店が混んでいたら飲まずに帰るなんて・・・。
この店でしか飲む気がなかったということで・・・。
すごく嬉しかった。
そんなお店になれるなんて思っても見なかったから。
このことは一生覚えていると思う。
僕がおじいちゃんになっても。
この店が誰かの心に刻まれていることの証がそこにあったから。
それが僕が目指した丘だから。
すぐ転げ落ちてしまう坂、丘。
頑張って昇り続けるつもり。
大きくなるつもりはない。
小さくてもいいからみんなが見上げる丘じゃなくて、みんなが
気軽に登れる公園みたいな丘にいたい。
okeiがおけいであるように。