okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

空の下

久々に昨日、空を見た。
実際には毎日見ているのだが、体調不良や忙しく、余裕がなかったのかもしれない。

新橋に住む僕は、電車も乗らなきゃ新橋から出ることも少ない。
だからかなりビル街に囲まれた無機質な空間に身を置いている。

何万人もの人間を毎日見て過ごしている。

ビルから見える空に気づくのも週に何回か・・。

正直疲れる。

でも昨日久々に空を感じられた。
よかった。

4月と言えばサラリーマンの時は部署が変わったり、仲間が変わったり。。。
あの時は空を感じていたんだろうか。
あんまり記憶はない。

流れていく雲や太陽やそんなものは関係なく、飲んでた気がする。
だから日当たりなんかいらないと独り暮らしの家も決めた。
家にいないから暗くてもいいと。

今の自分とは少し違うかも。
日に浴びたお店のタオルやたまに干す布団。

その時に太陽や空のありがたみや、自分にとっての重要性を気づく。

僕は横浜生まれ。
いつかいつの日か、横浜に家でも持てたら幸せだな。
海と太陽が近く白いシャツやシーツを干せるベランダがあったらいいな。

そんな気持ちになったのは今日が初めて。

空をゆっくり見上げてみれば変わることもあるんだなと。

やるしかないことを抱え、やらずに逃げたり、遊んじゃったり。。。
そんなことを繰り返しています。

でも少し自分のことが好きになったかも。
空を人生で一番好きになった日だから