okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

時間

今日、髪の毛を切った。
特に一か月に一度とか決めているわけではなく、
何かあるときに切ることが多い。

今週末中田シェフの結婚披露宴があるため、
何となく切ったというわけだ。

そういう意味ではぼくにとっての気分転換や
気合を入れるとか新たに何かを進める時のギアチェンジになっているのかもしれない。

お店をやるって決めた4年前。

サラリーマンを辞める時。

有給消化で一か月は休むことができた。
でも休まなかった。

その時の僕は、2年後には自分のお店を持つことを固く決めていたので
一日でもおしかった。

だから辞めた次の日から飲食店に立っていたことを今でも鮮明に覚えている。

そこにはギアチェンジは必要なかった。

「辞めよう」
と腹を決めた時にすでにギアは全開だったから。

それからテンションは下がる日はあったけど、止まることはなかった。

2年なんてあっという間だった。
みんなが遊んでるのにずっと仕事をしている自分が嫌な日もあったけど
それがお店を持つためだと決めていたから前に行けた。

何かを挑戦するとき、あと何年あるって考えると誤算が生じる。

たとえば、僕の場合、サラリーマンを辞めてからお店を出すまで2年弱だけど
最後の半年以上は働かず、スタッフや場所を決めたり、じぶんの店の理想を
作っていくのに必要だった。

だから2年後にお店を出すっていうことは、
1年でほぼ修行というか勉強をしっかりできる時間はないと思った方がいい。

あるようでない時間。
これを自分の味方にするためには時間を意識することか。

意識してゆっくりいくのと
意識しないでバタバタしていて結局ゆっくりなこととは全然違うから。

何かをやるって思ったら
まずは考えるだけじゃなくてやること。
それしか僕にはできなかった。