とうとう、この日が来ました。
11月1日。
2005年11月1日11時に僕は新橋にいました。
660万円という現金をもっていた。
そう、2階ピッツェリアバールokeiという物件を契約した日。
その日から工事が始まり、12月9日にオープンしたのです。
サラリーマンを辞めて、飛び出した飲食業という職業。
そのスタートラインに立てた日だった。
カズが好きだから、11がたくさん並んでいる日を選んだ。
愛情を持ってこの日を迎えられると思った。
だからこの日にした
この日が無ければ、今の僕はない
中田君ともない
千田君も、田上君、メッシもない。
かおりもないし谷本君もない
今いるメンバーもない
そしてお客様とも会えていない。
ぼくが生きていることを証明する場所が無い。
なにもない。
それは余には触れない。
でも、なにもない、ゼロからのスタート。
そのスタートは誰しも怖い。
形になるまではスタートにも値しないから。
自分にはゼロじゃなくても、認められるまでゼロ。
今日、僕が新橋で独立したことが少し誰かに認めても得た気がします。
5年間。
まだ小学生でもないけど、言葉を覚え、お友達を一気に増やす手前。
11月1日は僕にとって、独立記念日。
一生忘れる事のないスタートの日。
お店がなくなっても、僕が命をかけて独立を決めた日だから。
忘れたくない日。
これからの自分を、今までの自分と突き合わせる日。
そんな日。