okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

決算

ふー。
今日で株式会社okeyの2010年度は終わりました。
決算が11月末なのです。
今日、銀行に行き、食材や資材など全ての原価と、社員の税金、厚生年金などを収めてきました。
今季の支払いが全て終わった事。実際には12月末に11月分の請求を支払うのだが、
気持ちは今日が終わり。

あーーーーーーーーーーーーーー
本当に本当に終わった。

僕にとってこの1年は怒涛の1年だった。
思い出せば、泣いてしまう事ばかり。
こうして、泣きごとを書けなかった。
そんな場合では無かった。
でも今日くらいは少し弱さを出してもいいだろう。

ここに書けない事も含めてこの数年で沢山の事があり、
イレギュラーな事件も含めると本当にそれを立ち回るので精一杯だった。

自分へのチャレンジをこの1年してきたことで、一緒に働くスタッフに
少なからずストレスと苦悩を与えただろう、これを紳士に謝りたいと思う。

同時に僕についてきてくれた今このokeyにいるスタッフたち。
本当にありがとう

僕は全てをかけて、今のスタッフたちを絶対に幸せにしたい。
だから絶対止まらず、出来なくてもわからなくても腐らず、どんな事があっても
どんな壁でもたたき壊していきたい、いや、いく。

ヒトの変動、スタッフのハート、仕事のバランス・・・沢山の事を
動かしてしまった1年。
沢山のスタッフが涙した一年だった。

お店が純粋に楽しめない時期もあった。
それが辞めたいとかじゃなくて、
あまりに事が起き過ぎて、純粋に前を向けない時期があった。

そして5年間があと少しで経つ。
9日が本当の1周年。
あと少し。
そして11日が5周年パーティ。

僕はこの5周年を特別な気持ちで臨む。
誰よりも神妙に。

誰よりもセンチだと思う。

ぐーとこらえてきたものがそこにはあると思う。
その日だけはそれを何かとして表そう。

5年間をここで過ごせた事、これは本当に特別な事。

今、多くの仲間が独立をしている。
ここで働いた仲間もそう、ここのお客様として知り合った方もそう。

年々、その悩みは深くなる事を理解していくだろう。

それと同時に、歴史が体に残り、一つ一つの言葉に重みと温かみが増しているだろう。

5周年というものを僕だけの気持ちとして
心に熱くたぎる気持ちとして、その日に注ごうと思う