kazuが決めた。
営業中ながら、完全に泣いてしまった。
僕は実はカズが出てきた顔を見て少し泣いていた。
ここ20年以上カズをずっと見ている僕。
彼の顔はいつもカラッとしていた
笑顔でもまじめな顔でも。
今日はウエットだった。
重い気持ちを胸にピッチに立った。
そして自分の役割を分かっていた。
全くボールに触れない数分。
カズコールが鳴りやまぬ中、都度全力疾走するカズ。
コールに踊らされるブラジル時代のカズのようだった。
ストライカーというか、カリスマ性が全てに出ていた。
長友がこう言って喜んでいた
「カズさんにもう代表はお前らに任せたからって言われて本当にうれしかった」
と。
そして「日本代表だけどカズさんが決めて嬉しかった」
と。
終了後本田をたたきながら何かを伝えたカズ。
まるで香川へユニフォームを渡した時のようだった
僕の時が止まる。
カズでいっぱいになる
すごい華やかな気持ちだ
愛するカズ
僕はあなたと共に生きてずっとこうして生きています
11歳の僕にサインをくれてありがとう
あなたはまだ19歳か20歳くらいでした
あれから僕は人生が始まったんです