okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

kazu

kazuが決めた。
営業中ながら、完全に泣いてしまった。

僕は実はカズが出てきた顔を見て少し泣いていた。
ここ20年以上カズをずっと見ている僕。

彼の顔はいつもカラッとしていた
笑顔でもまじめな顔でも。

今日はウエットだった。
重い気持ちを胸にピッチに立った。

そして自分の役割を分かっていた。

全くボールに触れない数分。
カズコールが鳴りやまぬ中、都度全力疾走するカズ。
コールに踊らされるブラジル時代のカズのようだった。

ストライカーというか、カリスマ性が全てに出ていた。
長友がこう言って喜んでいた
「カズさんにもう代表はお前らに任せたからって言われて本当にうれしかった」
と。
そして「日本代表だけどカズさんが決めて嬉しかった」
と。

終了後本田をたたきながら何かを伝えたカズ。
まるで香川へユニフォームを渡した時のようだった

僕の時が止まる。
カズでいっぱいになる
すごい華やかな気持ちだ

愛するカズ
僕はあなたと共に生きてずっとこうして生きています
11歳の僕にサインをくれてありがとう
あなたはまだ19歳か20歳くらいでした

あれから僕は人生が始まったんです