仙台の祖父が電話口でこう言った。
「大丈夫だから。元気だから」
その後、祖母がこう言った。
「雄啓君、大丈夫よ。2人で(祖父母で)頑張っているから。
おじいちゃんは戦争よりましだって言っているわよ、ハハハ」
あまりに壮大な話というか、幅が広すぎて何も言えなかった。
祖父母がスーパーに並んでもパンしか買えなかったという、2時間並んで。
でも電気がやっと通って、ご飯が炊けて嬉しいと言っていた。
本当に大きい。
とにかく経験はしておくべきなのかもしれない。
勿論、戦争も地震も津波も経験しなくていいもの。
僕が言いたいのは、もっと日常的なこと。
逃げてもいいその瞬間を戦ってみるとか、
少し何かのためにやってみるとか。
経験は時に自分には不利益なようにその瞬間は見えるから厄介だ。
それでもそこにいく精神力が必要。
その戦いはその経験は、今は必要ないかもしれないから。
でも、経験できそうな事ならしておいた方がいいだろう
これからそんな機会は無いのだから。
祖父母が言う、大丈夫・・・というとてつもなく大きな大丈夫という保証を
僕はいつ言えるか。
それまで頑張ろう