okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

大きな日

okeiというお店の決算は11月。
今月が期末なのだ。

25日にお給料と年に二回目のボーナスを支給することができた。

僕にとってはこれで自分の大きな責務を果たせたということになる。
同時にまた一年終えたという気持ちにもなる
年末にもなるから少し得をしている気分だ。

ボーナスというものにはものすごい拘っている。
僕にとって、社会人になっての大きなものがボーナスでした。
ボーナスというものがあるからできたことや考えがとてもシンプルになったことがあった。
それがあれば、先の予定も考えられたり、気分も悪くない。

出るのか出ないのかわからない状況では、どこかリセットできるタイミングが見つからない。

だから、独立する前に一緒にやる中田君には伝えた。
僕は必ずボーナスを出すと。

社会の通例としては、会社の状況がよければ出るものとしてあるような気がする。
しかし、イレギュラーなタイミングではいる給料であるからこそ、人としての何か
日常生活とは違う何かにチャレンジすることができるものだったり。

そう思っているので、僕にとってこれを支給できることがokeyという会社で働いている人への
感謝そのものなのだ。
それが具体的に常に見せていけるとは限らないのでこうしたボーナスというタイミングが大きなものとらえている。
飲食業界の当たり前というものに埋没せず、どうしても沿わなければならない労働時間体制とかはよりよくするということに考え、こうした自分としてこだわっているものについては
ぶれずにいたい。
何かを一つ直すだけでも人生が変わる。そんな本が多くある。
朝早く起きれば、痩せれば、断捨離すれば、引越せば・・・
その多くはそれから生まれる心境の変化を利用したり、
時間を造ったり、考えたりする時間をとることにある。
情報が氾濫している中ではそれらすべてに対応するだけでも時間がかかるから。
そういう意味でも、企業が必ずボーナスを支給しているということを考えるだけでも
変わるのではないかと思う。
正直100万200万円をもらえるわけではないし、普通の会社で言えばそうでもないかもしれない。
それでも出し続けることにこだわっている。

この日を大切に思い、改めてスタッフへの感謝と、尊敬。
そして今チャレンジをしてくれているみんなへの応援として11月25日はあると思っている