okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

人生に必要なものは、 勇気と想像力。 それと、ほんの少しのお金です

9月22日に イタリアの地震へのチャリティーイベントとして
売上全額寄付の日!という営業を試みる。

最初はただただ、異国のお料理をこうして自分の生活の主軸としているのに
何もできないことがふがいなく、モガモガとしていた。

そして思いついたから、それを企画した。
正直、どうなるかなんてわからないし、今もわからない。

でも、なんか少しずつ、沢山の方が興味を持ってくれて
しかも、手を貸してくれる方が名乗りを上げてくれる。

ワインのインポーターがワインを協賛すると言ってくれた

ワインの作り手がなんと日本にたまたまいるから行きたいと言ってくれた。

財布やカバンの職人が、イタリアで修業していた時代を想い、作品を寄付してくれた。

ミュージシャンも動こうとしている・・・。

僕は何もしてないんだ。
ただ、やろうって言っただけで、実は何も動いていない。
今から動くだけで。。。

一人で考え、スタッフに協力をお願いして、その日を頑張ろうって思った。
少しでもできればいいと。

そしたら、能動的に。実に能動的に僕に助けをくれる。

okei、これあげるよ、役に立てばいいな
片寄さん、何かできませんか?
何もないんだけど、お手伝い行きます!

とか。
これって何なんでしょうか。
地震という最悪の出来事をイタリアが経験し、
自分の親族も被災もした東北。

辛い事の中にも光があったり。
苦しくても、やっぱり光はどこからともなく現れるという事実。

僕もお店をやっていて、11年。
11年通せば、全く給与をもらえない時期も多かった。
スタッフにはあるけどね。
それが辛さではないのだけど、頑張ろうっていう力になるのは
どっかにお客様とか知り合いとか仲間とかから
光を頂けるから。

もし、小さなその光になれるなら
自分の小さな何かを失ってもいいんじゃないか。

それが時間だったり、お金だったり。

チャップリンの言葉。

人生に必要なものは、
勇気と想像力。
それと、ほんの少しのお金です。

この言葉をスタッフに伝えたことがある。
まさにそうだと思う。