okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

家族団らん

僕は中学一年から家族団らん経験が皆無。
それは両親の離婚が原因。

それ以降僕の親になったことのある人はノベ5人。

一人でご飯を食べ、一人で学校に行き、寝ていた。

もちろん不幸などと感じたことはないわけではないが、そうでもない。
適当にやってきた。

でも家族でご飯を食べ続けている人達を見たり、参加させてもらったりすると
温かくなる。

お父さんのお箸とおわんもあり、座るところも決まっていて・・・。
怒られたり、笑ったり、めんどくさがったり。

経験がないから分らないがそんな感じなのだろう。

僕が今お店に立ちながら思うのは・・・。

家族団らん。

このお店は僕の家とすると・・・。

僕が家で寛ぎ、楽しんでいるところにお客様が来る。
そこでいつもの場所でいつものお酒と家庭料理=ピッツァを食べて寝床に着く。

まるで家族の如く、お店があればと思うと幸せな気分だ。

僕は家族団らんを忘れた人。
でも夢には思うんだ、家族団らんを。

今日あった大したことない話を真剣に話すんでしょ?
それはこのokeiでも出来そうだなと。

大きな意味で家族が作りたい。

そしてそれが自然と出来ている気もしてしまう不思議な世界がある。

お帰りなさいと行ってらっしゃい。

それがあるお店になりたい