中高、大と音楽は洋楽を主に聴いてきた。
サザンなどはもちろん継続して聞いていたが、どうしても
カッコイイロックを聴きたく、ストーンズ、ビートルズから始まり、
ボブディラン、クラプトンなどロックを一通り聴いていた。
彼らのお陰でその時代背景や、その時の社会で起こっていることなども
垣間見ることが出来、彼らの功績とともに勉強になった。
音楽がその人の人生や社会や国を変えることさえあるということも知った。
でも今は邦楽を聴く機会が多い。
単純に邦楽が聞きたいんだ。
自分が人生の岐路に立ちながら、必死に前を向いて生きている時、
心に染みたり、力になるのは邦楽、日本語で直接脳裏に焼きつく言葉なんだと思う。
広告代理店をやめ、飲食に行こう!と踏み切れずにしていた2004年7月くらいか。
一つの歌がその僕を力強く、そしてやさしく背中を押したんだ。
ウルフルズの「ええねん」
全肯定的アルバムという名の元に発売されたアルバムのタイトル曲。
横浜のタワーレコードで視聴した僕は何度も聞きなおし、泣きながら勇気を貰い、レジでこのアルバムを購入し、そして決心を決めた。
好きなことをすればいい
失敗してもいい
またやればいい
前を向けばいい
とにかく全て今を頑張って生きればいいんだ!という曲。
本当にまっすぐに僕に突き刺さり、ぐっと来た。
このアルバムは全てが力になった。
邦楽は聴かない。。。そんな言葉がカッコイイ代名詞のようになって
どのくらい経つのだろう。
でも僕は今は邦楽が好き。
洋楽は好きだけど、今は邦楽が好き。
だって手が届きそうな言葉が溢れ、それがしっかりとすぐに僕にたどり着くから。
僕らから手を伸ばさなくても、勝手に助けに来てくれるから。
僕にとってサザンはアーティストとして、仲間をくれた架け橋として全てを与えてくれたものとして絶対な存在。
でもウルフルズは邦楽を目覚めさせてくれた存在、そして日本語を改めて僕に素晴らしい!と位置づけてくれて、ゲンキと勇気をくれるビタミン剤として絶対的な存在。
その他にも沢山のビタミン剤がいまは存在する。
HY、齋藤和義、レミオロメン、などなど