僕は知り合いと家族に借金をしてお店をオープンした。
当初は国民生活金融公庫という所で借りる予定だった。
でもその手続き中に先輩やら知り合いから貸してくれるという話があり、
あれよあれよという間にお金が集まってしまい、結局金融機関からは借りずにすんだ。
周りは心配と不安とちょっとの期待。
そんな感じだっただろう。
でも善人の皆さんは貸してくれた。
本当に彼らがいなければこのお店はない。
断言できる。
お金というものは本当に怖い。
これによって全てが決まることもある。
そしてこれが原因で破滅する人も沢山いる。
凶器である。
でもその使い方一つでとても素晴らしいものになる。
私は彼らから借金したことは良いことだと思っていない。
でも今日二人に100万円を半年で一括完済(5年予定だった)した空気を感じた時、ぼくは違う空気を感じだ。
お金を借りて返すこと。
これが信頼関係と大きな絆を与えてくれたような気がした。
借金をすることはその人次第で良いことにもなるのだ。
借りたものは返す。
それを忘れなければいろんなことがうまく行きそうな気がした。
仁義もハートもやさしさも寂しさも。
全て借りたら、返そう。
それがその間に素晴らしい絆に変るから。