okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

人材について

現在、okeiは求人広告を出している。
ネット上、雑誌上で約30万円を使って人を募集する。

思い起こせば1年前、同じ雑誌に同じように求人を出した。
今回の3分の1の予算で。
結果は散々だった。

今回は店の規模からすれば大きな予算を割いて求人を行っている。
人を募集する前に、何とか仲間内の紹介で探していたが
どうにもならず、こうなっている。

すでに何人かの面接の予定が入っているが、自分がまさか面接する立場に
なるなんて・・・という感じ。

何でジャッジするのか、何がほしいのか。
あの数分では考えていても正確にジャッジできるかは疑問。
でも今ままでいろんな人を見てきて、やはり第一印象というのは大事だと思う。

しかも営業職やサービス業というのはまさにその第一印象から入っていくからである。
面接であれば、身なり・履歴書の字・言葉づかい・・・。
それしか判断の材料は僕にはない。
逆にいえばそれが一番大切ともいえる。

僕もすべてにおいて劣っている人間の一人。
字も汚いし、言葉遣いもうまい方ではない。
でもある場面では「見せる」ことはできるし、その意味も理解している。

だから飲食業界に入ってみて生きていく道も見つけることができた。
ラフな服装が常の業界というか、スーツとかきっちりした服装を着なれていない人が多い業界。
面接や不動産契約やそういうオフィシャルな場でもラフな格好が多い。
それに気づくのに時間はいらなかった。

だからそういったときは必ずスーツで行った。
バイトの面接でも。
見慣れない面接官は必ず好印象で採用になる。
7年の社会人生活は全く無駄ではなく、むしろアドバンテージだと気付いた。

電話もそう。

人材に悩む日々。
でも適当には雇えない。
このお店の最高のお客様に最高のサービスをしたいから。
覚悟はある。
中田君と二人でやった頃の覚悟は。

でも明日面接する二人に期待している。
僕と熱い握手をしてくれる人でありますように。

そう、僕は今まで人間運に恵まれている。
愛する仲間が周りにはたくさんいるから。