okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

チャリティ

pizzeria-okei2007-09-10

オープンして1年と9カ月が過ぎた。
10年経つとしたら大した年月ではないが、正直長い気がする。

あっという間ともいえるが、やってきたこと、出会った人たちや協力してくれた人たち、
そしてこのお店を支えてくれる常連さんを含めたお客様たち。

それを思うと長く、楽し充実した日々だと思う。

しかし思え返しても、これからを想像しても一人では何もできず、誰かに寄りかかっては前に進み、
そしてまた誰かに寄りかかりながら歩いて行くのが情けないほどよくわかる。

そういう環境と自分の無力の中で生きていると、今自分ができることを探すようになる。

実際僕は数か月前から、今のこの感謝の気持ちをお客様とスタッフに還元していくこと以外に、
誰かのためになるokeiになれないかーと模索していた。

結論からいえばチャリティーを継続して行うお店になりたいなーと思っている。
自分たちが好きなことをやって生きていける日本。
恵まれた環境でたまたま生まれた僕とそうでない誰か。

もちろんいろんな所に良い部分と悪い部分があるのはわかるが
明らかに戦争や虐待など辛い世界もある。

だからそんな人達の力になれる今がある自分が何もしないのは
不公平じゃないかなと。

全部自分で判断できる僕はそうしなきゃいけないんじゃないかなと。

色々調べていたら一人の子どもにずっと援助し続けられるチャリティーシステムがあった。
このお店が存在する限りその子供が勉強出来て笑って生きていける。
僕の力にもなるかなって思った。

マルゲリータ一枚で子供が救えます」
そんな夢あるお店でもいいかなと。

お客様も嬉しいんじゃないかな、自分が行くお店が自分のお金を使ってチャリティをすることは。

そんな平和なお店であるようにこの制度に今年から参加しようと思います。

皆さんが食事をしてくれたお金を使わせていただきます。
もちろん、随時ご報告いたします。