okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

レバーペースト

pizzeria-okei2007-09-12

今日、常連さんが沢山来てくれた。
以前も書いたが、最近足が遠のいている常連さんもいる中本当に嬉しいこと。
遠のいているのは我々のせい。
以前から応援してくれている方々が、お店が込んでいて入れないことが多く、
どうしてもお断りすることが多い。
だから入れない意識があるようでみなお電話もいただけないようになってしまった。

たぶん、僕の管理や経営が悪いんだと思う。
今色々と考えているが答えが見つからない。
でもこうして試行錯誤してより良いお店になっていくと信じて今は、
今進む道を探して歩いていこうと思います。

そう考えている矢先、沢山の知っている顔があることは本当に心強かった。

そして何より嬉しかったことがある。
以前メニューでやっていた鳥の白レバーペーストというメニューがある。
このメニューをすごく愛してくれたお客様からご予約を頂いていた。

もちろん僕はいつものようにご予約いただいたお客様へのメッセージを書いて、
お迎えして楽しい会話とお料理を堪能していただき、今日を幸せにしようと思っていた。

オーダーを取っているとレバーペーストを頼まれたが、今はメニューになっていないので・・・と
お断りしていると・・・

「あるよ」

まるで映画ヒーロー張りの顔で、言うシェフ。

そう彼は彼女たちの予約を見て、わざわざそのメニューを作っておいてくれたのだ。
それを当然のように・・・。
彼としては当然と思い、やってのけているのだろう。

そういう店だから・・・と。

でもそういう気持ちが浸透していることや同じ心や信念。
そしてそれを具現化する勇気と行動力を兼ね備えることは容易でない。

この行為は僕にとって最大のプレゼントであり、勇気だった。

彼に今日は感謝して寝ようと思う。
そして自分もこれからどんなことがお客様のために出来るか。
今一度考えてスペシャルなokeiになるように精進しよう。