okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

イプシロン

pizzeria-okei2008-02-12

昨日までの連休を利用して、徳島に行ってきた。
去年6月までokeiで働いてくれていた田上君が地元で独立したので
そのお祝いのためにお店に行ってきた。
当初はスタッフだけと考えていたのが、仲間などに声をかけたら
14人という大勢となり、ワイワイとサプライズ訪問をしてきた。

仲間との旅ということで
とにかく沢山ありましたが本題は田上君のお店のことを・・・。
面白い話は今度機会があればということで。・・・

まずお店の名前はイプシロン

ピッツェリアバール イプシロンです。
基本的なことは当店と変わりません。

でも本当に美味しかった。

okeiからの初の独立。
正直不安でしたがふたを開ければ
連日満席の大繁盛店。
恐れいいりました。

食材も地元の農家との契約などで非常に良いものを出していました。
またシェフも同年代の30歳。

彼の料理を食べて、中田君ともやっぱり料理は愛情だなって感じたなーって話をしていました。

店内はウッドベースのログハウス風。
落ち着く空間に僕らはがんがん飲んできました。
ちなみに彼のお店の一日の売上くらいとのこと・・・。

まーお祝いですから当然です!

細かいことは多すぎて書けないけど
とにかく彼の表情が違った。

ここで一番下の人間からオーナーへ飛び級した彼。
大変だと思うけど楽しいお店づくりを本当に楽しんで
仲間とやっている感じがした。

僕としてはとにかくお店を出してくれたこと。
そして成功していること。
それが何よりも幸せだった。

店内には僕らから送られた送別の品が沢山飾られていた。
そしてトイレにはイプシロンコラムが・・・。
そうokeiのトイレにあるコラムと同じものがあった。

それは彼がokeiのことをよりよく思ってくれていたと
僕に教えてくれるものだった。

あれを続けていくうちに
また辛いことがあるだろう。

でも続けていくことが何かになることもまた教えてくれるもの。

まずは一年。
楽しんで辛くても前に進める準備だと思って
頑張ってほしい。

そしてあの徳島へ一緒に行ってくれた皆さん。
ありがとう。

僕のお店のスタッフを仲間だと感じてくれて。
そしてお金をかけて飛行機でためらいもなく行ってくれたこと。
すごい嬉しかった。

そしてぼくらにはまた一つ、日本で
仲間がいるエリアが増えた

それだけでもokeiがある意義があると思った