何にしても、僕にとってこのお店は宝箱。
今日来てまたそう思った。
仲間がいてお客様が来てくれる。
それだけで幸せなのだ。
考えられないだろうが、僕は少しもここで大稼ぎする夢がない。
ただ、続けていきたいっていう夢はある。
だから、利益を少しは出していかなきゃいけない。
飲食業というのは夢がある職業。
その夢があるから、勤務時間が長くて立ちっぱなしの職業だけど憧れる人が多いのだろう。
「もし世界に貧困がなくなったら戦争は終わる」
そんな記事を読んだことがある。
お腹がいっぱいだと戦う気にならない。
もっといえば、ご飯に困っていない場所には戦いは少ないということ。
サバンナでもライオンやハイエナが獲物を探すのもお腹が空いてるから。
ここで重要なのは「裕福」でなくてもいいということ。
それほどお金がなくても、そこに少し美味しいものがあるだけで笑顔になる。
ご飯ってそんなものだと思う。
その現場を作り、褒められる。
それだけで幸せの墓所に他ならない。
苦しさなんてない、つらさなんてない。
そこには幸せがあふれているから。
その幸せのための何がしかは苦しさやつらさじゃないから。
