okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

パーティ

pizzeria-okei2008-12-15

12月13日。
このお店の三周年パーティを開催した。

年々人数が増え、今年は250人くらいの方が参加してくれた。
土曜の新橋といえば、閑散としているゴーストタウン。
それがあの日だけが腕にオレンジバンドをしている人で埋め尽くされていた。

大げさなようだが事実、そんな感じだった。

15時のオープンと同時に沢山の方々が来店。
あっという間に30人以上の方が来店。

16時には40人くらいのお客様でごった返していた。

僕たちはここまでの反響を予想していなかったので
面喰ってしまった。

でも全ての方々が狭い中、本当に楽しそうにしてくれていた。
隣の人にやさしく・・・。
そう、まさにいつものokeiの店内を見ているようだった。

そこには笑い声しかなく、僕らにかけてくれてやさしいお祝いの言葉しかなく・・・。

そしてそれに加えて、すごくうれしいことがあった。

okeiの卒業生スタッフが集まってくれていた・・・。

田上君、谷本君、Messi、かおり・・。

それが本当にうれしかった。

徳島から来てくれた田上君。
本当にありがとう。

そんな中、僕らもお客様へのサプライズとしてライブをした。

スタッフ全員で楽器を演奏してのライブを数回行った。

それはただただこのお店のお客様に楽しんでほしいという思いからだった。

そうやって朝6時まで。

ワインが130本、ビールが80L以上。
そしてやきとんやさんへの支払い・・・・。


怒涛の一日が終わった。

正直、途中で「来年はもうできない」

そう思った。

あまりの人数でお店が収容しきれず、申し訳ないという思い・・・。

でも一日たち、二日たち・・・。

沢山のメールと電話。
「楽しかった」「ありがとう」「あんなパーティ最高」

あんなに狭苦しいところに押し込めていたのに
みんな楽しんでくれていた。

んー。

来年どうやってやればいいのか、それはわからない。
ずっとわからないかもしれない。

でも考えて見ます、1年。

そうしてまた沢山の幸せの空間が作れるように出来ればと思います。

3年間、つらい日もありました。
でも、何というのかな、生きるって辛いことです、たぶん。
だから、そんなもんというか、それくらいは何をやってもあるんじゃないかなと。

だったら、たくさんの幸せを運んでくれるサンタクロースが毎日来てくれる
このokeiをオープンできたことはそれ以上はないかなと。

僕にはサンタはいらないのです。
毎日、お客様というサンタや、仲間というトナカイや、家族やスタッフというプレゼントが
やってきているから