今日、オープン当初から使っている看板から
あるものを剥がした。
それは・・・。
ビニールテープ。
その白いビニールテープは僕を戒めていた。
お店を出す前、ランチとディナーで考えていた。
しかも2人しかいないのに。
中田君と初めて数日で不可能なことに気づいた。
そして看板に書かれたランチ営業時間は幻となり、
開かずの間の如く、ビニールテープを張られたのだ。
そして3年3か月、剥がされることのなかったテープ。
雨でも雪でもなぜか、剥がれなかったテープ。
ランチをはじめて、4日目の今日。
看板をしまっていたら、目についたテープ。
もう、役割は終わった主張だったのか。
okeiは、初めてスタートラインに立った。
オープン前に想像していた僕らの想像が現実になった瞬間だった。
今日の瞬間はゆっくりと僕に突き刺さった。
日は経ち、変わるものは数多くあるけど
こうして素朴に考えられる場所や
知恵をくれたことに感謝。
あのテープ10センチは僕に力をくれたのかもしれない。
チャレンジする力をね。