okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

宇都宮

今日は友人のお父様がなくなり、急遽お通夜に向かった。
営業に差し掛かっている時間だったし、場所は宇都宮だったのだが、
足を運んできた。

もちろん、お香典やお花や弔電など色んなお悔やみの方法はあった。
そういう場合もある。

でも、お店を出してからいささかそういう事に慣れてしまった自分が気になっていた。
忙しいから行けなくてもしょうがない。
なら、できるだけ何かさせてもらおう、、、、と正当化しながら・・・。

そこに引っ掛かっていた。

自分はまだ33歳。
そんなしっかりとした人間でもなければ、きちんとした人間でもない。

であれば、足しかない。
友人への感謝、故人へのお悔やみに対してできることと言ったら、そこへ向かうこと。

ついこの前、先輩のお父様がなくなったとき、行けなかった。
それが今でもずっと気になっていたから、今日いけてよかった。

僕が行った時の友人の顔は申し訳なさそうに笑ってくれた。

おそらく僕の気持ちが伝わったんだと思う。
たぶん、僕が弔電出しても伝わらない、それはまだまだ器が小さいから。

少しでも彼の気持ちが和んだなら、行った意味があったのではないか。

落ち着いたら、飲みにでも誘おうかと思う。