中田君の話。
彼の実家に行った事がある。
彼に内緒で。
彼の結婚ｻﾌﾟﾗｲｽﾞビデオ制作のため、撮影をしてきたのだ。
彼の家は琵琶湖のすぐそばにある。
自然にも囲まれ、過ごしやすい感じだった。
家は木のぬくもりに囲まれたロッジ風。
お父さんお母さんも良い方。
すぐに仲良くなって、今では直接携帯に電話できるような仲になってしまった。
お父さんは彼を尊敬しているという。
男らしいと。
お母さんは彼を優しいという。
温かいと。
まさに僕と一緒の意見。
彼はわかりやすいほどにいい人なのだ。
僕らは何通も手紙のやり取りをした。
誕生日、記念日など。
事あるごとに言葉にして伝えてきた。
一度だけ、全く関係ない手紙をもらった。
昔のブログに書いたと思うが・・・。
意味もないときに、まだほぼ二人でやっていた頃、
日曜日に仕込みに行くと手紙がカウンターに置いてあった。
「僕を誘ってくれてありがとうございます」
その一言ではないが、手紙がこう書いてあった。
嬉しかったなー。
僕は今でもその手紙をボロボロになった今でも財布に入れている。
お守りのような大切な手紙
その手紙は僕と彼を一生つないでくれるだろう
