okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

言葉

何となく、色んな方から最近のブログについて反応がある。
それは以前僕が誰かから頂いた、言葉について。

少しこの言葉について、ふと思い出すものを書いていこうと思う。

昔いた、協同広告という会社に、押木さんという大御所がいた。
あの頃は何歳だったんだろうか、当然60歳は越えていて・・・。
今は亡くなってしまったが、ミスター協同と言われていた。

その方から最後に言われた言葉が忘れられない。

「片寄!佐野の後のミスター協同は、お前だぞ!わかってんだろうな!」

たぶん、協同広告時代、あれほど評価を肌で感じた事は無かった。

その場で少し涙ぐんだ事を鮮明に覚えている。

一緒に働いた事のない方から、なんなしに言われた言葉。
その奥行きのある言い回しと言葉づかい。

それが一つ一つ僕の中で因数分解されて溶けていった。

僕はミスター協同にはなれず、オーナー雄啓になった。

押木さん、ありがとうございます。
僕はあれで社会人と言うものの中ではっきりと自分が見えました。