okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

夏フェスのススメ

pizzeria-okei2015-08-31

15年間、夏フェスというものに参加してきて
自分の中には 夏フェスというもので人生や仕事、価値観を語ってしまうほど
心身ともにそこに感じるものがある。

大人数でいったのは昨日おとといSWEET LOVE SHOWER2015.
2年連続だ。

何度かスポットでいってきたが、こうしてツアーを組んで2年間行ったのは初。
総論としては、いい感じだった。

規模はロックインジャパンなどと比べると見劣りしてしまうが、
冷静にすべての項目や楽しみ方を考えると、同等クラス、超えるかもしれない。

会場の規模が小さいため、全アーティストを見ようと思えば見れる。
タイムテーブルを見る前は最高だと思っても
いざ出たら、まったく見れないタイムテーブルのことも大きなフェスの場合はあるから。

あと自分たちが貸切ができている宿舎が近いため、宿舎で休んだりもできるのがまたいい。

緩い感じなので殺伐としてないしね。

今回は、社員とその仲間と僕の仲間たち。
ちょうど22人くらいといい規模。
初めてでも仲間になれたようで安心した。

幹事をずーとやっていると、その辺をいつも気にして朝を迎えてるから
今回はスタートしてすぐに大丈夫な感じだったので
安心して2日間を自分自身も楽しむことができた。

仲良しばかりだし、社員と言ってもまだまだ若いし、どんなことでもなんでも吸収してくれる。
僕のフェスのすすめ という本ができたとしたらこんなことが書かれるだろう。

必ずリスクを冒してそのライブに参加する。それがフェスだと思う。
土日の予定をだいぶ前から決めてしまうリスク。
体調や体のことが不安なリスク。
一人参加もありだが、大人数や少人数、複数で行く場合も多いから
知らない人と過ごすリスク。
不特定多数といろんな場所で会うので、怖い思いをするリスク。

だから、あの解放感や行ってから慣れてきてゆるり過ごすたまらない時間を感じると
ちょっと不安から始まっているからすごい楽しい。

そこにあのアーティストの歌声が響き、地鳴りのような歓声。
これがどんなアーティストでも体が動いてしまう。

不安ながらそのフェスに重い腰を上げて飛びこんなものだけが得られる快感。

特定のアーティストを見に来た人も
帰りにはそのフェスがよかったという。

ある程度人生リスクを取らないと得られないものがあるとすれば
その縮図に見える。

ただ、そのフェスのリスクは当然幹事として取り除く最善の策を考えている。
行き来や会場内。宿舎。お金。

今だけじゃなく25歳のころからそんなことを考えてきた。

今日、大きな仕切りを終えて、ほっとしているのと同時に
また今年大きな楽しみを作れたなーって思う。

終わった後にいらだちや不満があるときも実はある。
精いっぱいやってもね。

今年はそれがない

皆の協力のおかげで。

みんなありがとうね

本当にありがたい。