okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

お弁当

今日は月曜日ということでトイレ黒板のコラムコーナーです。

先日、常連Sさんが今半というすき焼きやのお弁当を差し入れてくれました。
その一週間前に美味しいお弁当があるというのは聞いていたのですが、
まさか本当に差し入れてくれるとは。・・・感激しました。
「今度持ってきますよ」という言葉がこんなにも早くやってくるとは・・・。

もちろん美味しかったし、もってきてくれたことも嬉しかった。
でもそれ以上にお店のことをお店に居ないのに考えてくれたこと、そしてお店のために貴重な時間を費やしてくれたこと、本当に嬉しかったです。

お店として個人として本当に良い思い出になったお弁当でした。

お店を出してから色んな幸せを僕は感じることが出来ています。

たまにくる大きな幸せよりも、毎日営業して働いてくれているスタッフやお客様から頂く気持ちのこもった幸せを感じることがどれだけ心地よく、どれだけ満たされているか・・・・。
今までの僕では感じることが出来なかった感覚かもしれません。

先日のお弁当はそんな幸せな味を持った最高のお弁当でした。

「今度」という言葉は「いつか」ではないんですね。
何となく僕も「今度ね〜」なんて言っていますが、何もしてないことがあります。
そもそも今度ね〜は次がある言葉なのに・・・。

反省しました。
「今度ね〜」はもっと近くの幸せを分けてあげるからね〜という約束であることを
理解しました。

そう、「次あう時は、幸せを分けてあげるよ」って解釈してみようと思います。