okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

今は過去、未来は今にあり・・・

今日は最高の一日。
今までの自分を好きになり、これからの自分を励ますには大きすぎるほどの出来事があった。

7時過ぎ頃、何度かご来店頂いた女性のお客様が来店。
後から来た男性もどこかで見たことあるが、この店には初めてのようだったので
「僕の勘違いかな?」と思っていた。

お会計が入り、レジを打っていると
「私はあなたにもう10年くらい前に何度もお逢いしていたのよ」と・・・。

僕はこのお店で出会っていたことは覚えていたが、それ以前?
全くわからない状態でした・・・。

「僕は二年前に広告代理店をやめて・・・」
「知っているわ・・・」

ん?
その前のことを聞かれる・・・

「大学とジンパチという居酒屋でバイトしてました・・・」

「そこよ」

アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

何となく思い出してきた!!!

そう、大学時代にバイトしていた居酒屋の常連さんでした。
たまたま以前このお店に入ったら、見た事あるなーと
思って何度か来てくれていたらしい。

それで間違いないと思って、旦那さんをわざわざ横浜のはずれから
連れてきてくれたとのこと。

聞くとバイトをやめるときに代理店に入ることを伝えたという。
そしていつかどこかで会いましょうといっていたんだと。

本当に嬉しかった。
自分の、このお店の原点であるジンパチ時代のお客様が
ココにたまたま来てくれたこと。
そして僕が少なくてもそのお客様には大学生の時に
今と同じような気持ちで楽しんでもらえるように接客が出来ていたこと。
本当に感激した。

あの時代、僕がしてたこと全てが今に活きているんだと
実感した。

もちろん今回のことはあのお客様が
本当に素晴らしい方だったから僕がこんなに幸せな思いが出来ていることは
理解している。

僕がすごかった訳ではない。

でもあの時が今につながっている道は見えた。
振り返れば見えるんだと。
そして見えない道も沢山の人が思い出させてくれるんだと。

まさに今は過去が全て作り
未来は今の自分が作っているんだということが
実感できた。

同時に自分がしている行動で人の人生までも動かすことが
あるんだということも分った。

だって彼らがしてくれた今日一日の行動が
僕の人生をものすごく明るくしてくれたから。

オープンしてよかった。
本当に。

来てくれたみんなを幸せに出来るように
全てを尽くします