今年も終わりに近づき、自分が飲食業に関わり、飲食業をはじめ、飲食業を誇りに思いながら生きていることを実感している。
僕らは毎日が掃除で終わり、掃除で始まる。
毎日同じようにワインをあけ、料理を作り、提供している。
マンネリ化した職業と辞める人もいるし、やらない人もいる。
でも一日として同じ日はなく、一日として簡単には休めない職である。
僕にとって飲食店は、楽しいところ。
シェフであっても、お客様を楽しませるために料理だけを作っていればいいとも思わない。
お客様の表情であったり、行動を確認しておいてほしいし、ホールが行き届いていなければ、率先して外へ出てフォローしなければならない。
ホール係も料理が遅くなってもシェフを焦らせるより、まずお客様をどうサービスしていくかを考えなければならない。
その全てはお客様が楽しめるか?
が課題であることに変わりはない。
楽しめるところでありたい。
その手助けをしたい。
それが僕の考える飲食店。
愛される店になるためにはお客様を愛し、お店を愛し、自分のサービスを愛すること。
これしかない。
お金を追いかけてはいけない。
お金はついてくるもの。
飲食業で儲けることを追いかけることは、ファーストフードを目指すことになってしまうから。
自分たちが楽しく、お客様も楽しく、それがokeiの生きる道である。
生きる道があることの意味を感じながら年末に向かう