okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

幸せを運ぶ一輪の花

今日、結婚記念日のお客様がいらっしゃった。
何度かご来店いただいている方でした。

予約時には何もそういった情報はなく、ただの席のご予約でした・・・。

でも席に着く前に記念日だということがわかった。
バラの花を持っていたから。

以前もこの日記で書いたが花は人を幸せにします。
そしてそれを伝える能力に長けています。
愛する者へ愛を伝える手段として。
今までの感謝の意を込める手段として・・・。

確認したところ、結婚記念日でこの店を予約してくれたという・・・。

数ある、本当にたくさんの良い店もおいしい店もある都内で
わざわざこの店に来てくれるということがどれだけ嬉しいか。

それだけでこの店を出して意味があると思えるほど満足感と
僕へのサプライズ感。
僕はあの瞬間幸せになりました。

そしていつも通り、事前にWEDDINGプレートを作っておりました。

それをお出ししたとき、デザートの見る彼女の眼はすごく美しく、輝いていました。

3年という結婚生活で幸せを彼が運んでくれている証拠でしょう。
そしてその日を居酒屋みたいなイタリアンに来れるお二人は
本当に幸せな二人なんだと思います。

カシコマルことなく、等身大な・・・というと失礼ですがあえて・・・。

楽しそうでした。

そんな店であることが本当に嬉しく感動しました。

特別なサービスなんてしていません、いつも。
ただただ、楽しんでもらいたいだけ。

何にも要らないんです。
今日みたいなことが少しでも続くんであれば。

僕はそういうためにお店を出したんだと思う。

そんなすがすがしい気持ちにさせてくれて本当にありがとうございました。
来年、また幸せをいただけるように僕は頑張りたいと思います