okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

プラチナな心

カズが得点した。
そして横浜FCが勝った。

すごくうれしい。
彼が心から喜んでいる姿をテレビで見て勇気も湧いたし、涙も出た。

ぼくにとって彼は一生お手本となる人格者なのだ。

40歳を超え、あのグランドに立っているということ。
そして活躍するということ。
それにはものすごい意識と努力の蓄積と、それ以上の勇気と優しさ・・・
いったいいくつもの課題を乗り越え、あの表情になるんだろう?

人間見た目。
そんな話をずっと前のブログに書いた。
あの表情を出せる人間になりたいと思う・。・。

そんな彼は自分をベテランと称されるのを嫌う。
自ら「プラチナ」と称し、こう言っている。

「だって俺は錆びつかないから」

体に衰えは来るけど、気持ちや姿勢や魂は錆びつかないんだと自分に言い聞かせているんだと思う。
カズは進むべき道を見たとき、それを口に出すから。
それが自分を追い込むことだと知っているから。

僕もそれを真似て生きている。
やりたいことは言ってしまう。
やらなきゃいけないようにしてします。

プラチナな心。

僕には備わってないけど、見失わない気持ち。
心。

そんなプラチナな心を目指して生きていこうと思う。

この店を出した時から1年半が過ぎようとしている。
家もなくお金もなく、何も買えなかった自分やお風呂を入ることも迷った自分。
お金がなくて髪の毛も切りに行けないからバリカンを買った自分。

でも片づけしながら嬉しくて泣いたこともあった。
汚くなったテーブル、椅子、トイレ・・・。

そうなっている店を見てお客さんがいたよなーて。
いてくれることが嬉しくて。

それを作ってくれた仲間への感謝で。

そんなプラチナな心を忘れずに行こう。
そしてそんな店でいたいと思う