5日間の臨時休暇を終え、久々にお店に立った。
中田シェフは幸せな表情でピッツァを焼いていた。
結婚式をするために石垣島へ家族と行ってきたのだから当たり前か・・・。
今回、お客様や仲間に協力してもらい、結婚式に出席できない代わりに
たくさんの祝電をお送りした。
総勢130通くらいみたい(まだ正確には数えられていないらしい)
たくさんのお手紙を頂く機会など人生で少ないであろうから、本当に感無量だったようだ。
僕がお願いしたとはいえ、そうやって多くの方が結婚を祝ってくれる気持ちが伝わったのだろう。
それは彼らの人柄とこれまでの功績にすぎない。
仲間を大切に、お互いを思いやり、何事にも真剣に取り組もうとしてきたからだと思う。
お店を閉めて、ゆっくりとしてもらえたことが嬉しかった。
お店自体がうまくいってなければそんなことはできない。
毎日の売上が必要だから。
でも僕はそういったことより、大切なものがあると思う。
お店をやる以上、幸せにならなければならない。
それはぼくだけではなく、関わるすべての人がならなければならない。
それは僕がお店を持てたのは多くの助けがあったから。
だからこの幸せを自分だけでとどめるのではなく、
どんなことがあろうと気持と行動で示していかなければならない。
自分が泣いても誰かが笑っている。
そんなのが自分が笑える方法ならそれで構わないと。
彼が沖縄で結婚式を挙げる気持ちになったことはすごく幸せなことだった。
それはお店を休むことを僕にお願いできる状況であり、僕との関係もすこぶる良くなければ言えないことだから。
お店をやるってことがたくさんの幸せの渦の中で笑えることであることを知った。
あと少しで二周年。
自分の中ではカウントダウンが始まる。
日々、その感謝の渦で自分を活気して生きていこうと思う。
それが彼へ示す感謝であり、心をお店へ伝える唯一の手段だと思うから。
中田君、花、お帰り。
楽しくてよかったね。
これからもっと楽しくなるよ。
これからも宜しく。
おけい