okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

ここにいる人たち

今日、久々にミッチがきた。
先週はMessiが来てくれて、今週はミッチ・・。

初めて見た人は何のことやら・・・。

以前、ずっとokeiを支えてくれていたのがMessi。
最近 お店で働きだしたのだが、体調や家族の都合でなかなか顔を出せないミッチ。
どちらも僕にとっては家族以上の大切な子たちだ。

そんな彼女たちが久々に足を運んでくれた。

理由は様々だが、僕にとっては本当に励みになる。
実際、僕はすごく悩んでもいるし、つらく感じる瞬間もある。

でもこうしてここに戻ってきてくれることは本当にうれしい。
やめたお店に来たくなる気持ち。
それはやっている者にとってはすごく自信になる。
そして、いろんな理由でこれなくなったものが少しでも来たくなる気持ち。

これはいわば、風邪で学校を休むのが嫌な小学生と一緒で
楽しいことしか学校にはないから。

そんな気持だろうか。

このお店がお客様のために何かを伝えたい、楽しんでほしいって思うのは当然だけど
働いていた人、働いている者にとってそうあることは本当にうれしい。

うれしいというか感動に近い。

自分が作ってきた空間をよく思ってくれて、そこにいないことがさみしいと思ってくれる。

それ以上の幸せを僕があげられてるのか不安・・・。

そして、そんな彼女たちをよそに今頑張っているアイアイ。

今日、自分ができなくて情けなくなったようで泣いていた。
そんなに一生懸命にここで働いてくれる人をいとおしく思う。

何にも代えられないものだ。

僕が彼女のために頑張らなきゃと思う。

彼女の人生で一番楽しい時間でありたいし、
一番印象的な時間を過ごしてほしい。

それは彼女がここで人生の何かを学ぶってこと。
そんなお店になれるように自分も努力しようと思う。

出会うことは簡単。
でもそれを大きな肥やしにすること、大切な時間にすること、
思ってもらうこと、自分のすべてをぶつけてみること。。。

それが散らばっている空間で生きようと思う