okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

使い方

pizzeria-okei2011-03-15

先ほどまた地震が来ていた
しかも今度も富士。
親父のところだ。
今のところ、連絡が取れていないが、どうやらそうでもなさそうなので、大丈夫かな。

今日は、昨日と同じような雰囲気だった。
暗く、寂しい新橋、でも温かい。光が無い新橋が温かく見える。

予約もキャンセルになり、また・・・・と思ったが、
少しお客様が来てくれた。

第一声が、okeiを助けに来たよ。
そんな方がいた。

嬉しくて泣きそうだったが、何とかこらえる事が出来た。
来てくれたのは全て常連さん。
そりゃそうだ、あれだけ入り口が暗いのだから。

みんな温かい。本当に。
もちろん圧倒的にお客様は少ない。
1/4くらいではないか。
もっとか。

昨日まずしたこと、それは僕の個人の銀行と会社の銀行を足して、僕は一体いくら持っているのかという事。
お客様が入らない日が続く場合、どれだけ我慢できるのかという事。

災害がどんどん広く大きくなるのはこれからだ。
そこでも生き残る。

自分の給料が無くてもいいから、スタッフが情けない顔にならない待遇でいたい。
この日を教訓に、絶対に負けないokeiを作る。

それがなんなのかはうすうす気づいている。

経営とは。
そんなものとは程遠いかもしれないが、僕が考える生きる道がある。

その中で誰も負けないokeiであり、震災に負けない日本でいたい。

被災者じゃなくて、僕たちは全員被災国。

これから沢山の無駄を省いて、お金の使い方を考えていく。
落とすところには落とす。

僕はとにかく、okeiと言う組織を守る。
そして自分を強く持つ。
そして、そのうえで、日本を守りたい。

今日、改めてお店を支えてくれているお客様に最大限の感謝をした。
その愛情ををどこに込めていくか

それが僕が歩むべき道