16日は僕の誕生日でした。
18日にお店のスタッフが僕とのりの誕生日会をしてくれました。
周年パーティでも、多くの思いで涙を流してしまいました。
誕生日パーティであんなに号泣したのは初めてです。
彼らが用意してくれたのはボルサリーノの帽子です。
「オケイさん、カズが好きなブランドといえば?」
という切り出しでした。
瞬間。「ボボボボルサリーノ!」
とええええ!と。
イタリアの超高級ブランド帽子です。
カズはこの帽子を愛しています。
もちろん、高いです。
僕がうれしかったのは、カズを調べきらないとこの帽子には行き着かないこと。
それを多くのブランドから探してくれたこと。
違うブランドとも比較してこの帽子にしてくれたこと。
それがすべて伝わってきたから。
今後こんなに素敵なプレゼントはもらえないと思う。
ありがとう。
そして、もう一つあった。これで撃沈した。
「さて、オケイさんが好きなピッツェリアは?」
えええええ!「ピッツェリア イル タンブレロ!!」
ここでもうなんとなく何が来るか予想がついた。
Tシャツだった。
僕はこのお店が大好きでお休みが一緒なため、なかなか行けない。
でも、祝日はやってくれているので、そのたびになるべき行きたいと思っている
お店も好きだし、ピッツァも好き。
そして作り手でありオーナーである大坪さんもとても尊敬している。
勘違いしないでほしいのは、縁もゆかりもなく、ただのファン。
ひょんなことから少しお話しできるようになったものの、携帯も知らないし、
僕は彼の大ファンであるというだけなのだ。
ただ、大坪さんも少し知ってくれて、それだけでも嬉しくなっている今日この頃の神のような存在です。
その方からもらえるなんてほんとに感激で号泣してしまいました。
それには僕なりに理由がある。
僕はサラリーマンから転職して独立した
まさに飲食としての経験は浅く、オーナーになった人。
だから劣等感の塊です。
今でもです。
今までも、自分でもそう思ってきたが、やっていく中では疎外感があるときもあるし、
経験がなくてどうしようもないこともあった。
馬鹿にされたこともね;
だから、自分ではできないから、こうして少しでも働きやすいステージを作ったり、
人生の何かを学んでもらえる場所にしたり、楽しめる環境にしたり。
別なところで考えることはしているつもり。
でも、やはり彼らのような生粋の職人から見れば。。。そんな劣等感を持っている。
それが踏み台にもなっているが。
その人から頂けたものの大きさは計り知れなかった
自分が何か違うものを手に入れた感じがした。
同時に、1年目なら大坪さんのところへ、僕のお店のスタッフが行くことができなかっただろう。
オケイから行けば、なんとかもらえるんじゃないか!とか考えられなかったと思う。
8年たって、いろんなことが介在して、彼らにその勇気を与えたんだと思う。
2度3度とスタッフが言ってくれて、大坪さんからのメッセージとシャツをいただけたそうです。
この企画を考えてくれたスタッフと協力してくれた大坪さん。
本当にありがとうございます
一生宝物にします。
大坪さんへお礼の電話をしたときに言われた言葉が
とてもうれしかったので書いときます
「片寄さんは幸せですね、いいスタッフがいて。うらやましいです」