okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

真実 〜改装に踏み切る理由〜

最初に書いておきます。
今から書くことはできるだけ多くの人に知ってほしいと思う。
それがフェイスブックでのシェアなのか、口伝えなのか。
それはわからないけど。

今までも改装を幾度となくしてきた。
その都度、多くのお金を使ってしまった。
今回もしたばかりの改装部分を壊してまでもする改装。
それに意味があるかないか。それは10年後もしくは5年後くらいか。
わかるのは。

この半年。いや10か月くらいかな。
社内は不安定だったかもしれない。
独立やこのokeiというお店の体制が合わず辞めていくものもいた。
それが真実だ。

それは3店舗出して、すべての人にいい環境づくりができなかったというのが本当のところかもしれない。
今までそうでなかった、というわけではない。

中田から始まり、すべての社員を幸せに、そう思ってきたが真実はそうではなかっただろう。
でものど元過ぎればーって感じで今はあのころはよかったと思ってくれる
卒業生がいるから救われる。

1年以上前に、3店舗はきついなーと思いだした。
売り上げがあっても。

スタッフ同士もうまくいかないことが増えたり。
社会だからいろいろあるんだが、何とかできない不具合が
あったり。

それでだいぶ前に2階層を1店舗にする案も考えていた。

最初はそんなネガティブな始まりの考え。

そしてそれが具体的に考えたのが
本当に人数が減ることが決定した4月。
それも統率できなかったということだと思う。

その時にいろいろ考えた。
飲食業というものを。

売り上げからお休み、給料などなど。

最終的にどうやってスタッフの雇用体系をよくするか。
それが夢の一つに大きくなってきた。

2階と3階を一緒にして、土曜日など少しゆっくりしている日は
3階を閉めたりすると社員を休めたりするんじゃないか。
そんな風に考えた。

そして、今やりたいことはなんだろうと。

バルバールビストロブームの中。
僕は少し前にそれを始めたから今がある。
今だしてもokeiはすぐになくなってしまうだろう。

より強く。楽しく固くなるためには
より良い環境やサービス。お料理を追求したい。
そうしなくては今のままではだめだと思った。

バルとつけば、ビストロとつけば
中身は全然違くてもいい。
そんな雰囲気ではだめなんじゃないかと。

もっと勉強して時代に流されず
今自分がやりたいことをしっかり表現していくこと。

それがすべてだと。

今から新しいokeiをスタートさせる。
そんな思いでリニューアルです。

新規オープンと一緒の気持ちでやります。

この改装は、10年後、okeiが良い会社であると
皆が思ってくれるようにするために第一歩。

生みの苦しみを味わいながら、
将来の夢に向かい、頑張ります。

まずは10周年の1年半後。
それまでに土台を作るんだ!
そういう改装です!