決して大きなイベントにすることが目的ではなかった。
ただただ、1フロアで行いたかった。
7年目以降3フロアに200名のお客様がくるイベントだった。
お客様もあっただろうが、一番はスタッフ。
スタッフがセパレイトしてしまい、会の進行も違うフロアにいればわからなくなってしまう。
そもそもそれでこのパーティの意味があったのかどうかをとても不安だった。
だから10thは必ず1フロアと決めていた。
今回それが達成できたことで新しいokeiというものが見えてきた。
小さなお店をやりたかった。
それしかやる意味がなかった。
だって自分のお店のことを自分が把握できないから。
お客様との距離感が遠いから。
今でも変わらない。
店舗が増えても空間は小さくありたい。
ただ、この2年間。
今のスタッフたちと共に、いろんな絆を深めてきた。
それは計り知れない時間というのかどうかは不明。
ただ、無限ではない時間をどう過ごしてきたかということ。
家族も巻き込んだだろう。
でもそれでもこうして結果が見えてくると何かが変わる。
あの10thの空間をデザインしたのは自分。
ただそれを色を変え形を変え、その瞬間瞬間で様々な決断をして
実行し、目の前のお客様を幸せにしたのはスタッフたち。
僕はそれを仕切った人。
お店は小さいからハートフルなんじゃないんだ。
人が介在する。
その人の想いや、連携を見る事。
お客様の多くは大人である。
その人たちがどんな思いでやっているか
それは見ていればわかるんだと思う。
あそこで新旧のスタッフが入り混じるフォトを見た時に
自分の考えた、夢のような空間が実現できたことに
心から誇りを想っていた。