okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,酒場961,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,filoの6店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

新年 okei 10th 10

感動した。

新年を迎えるまで、年末からお休みを多く取っているokei。
その中で出会う仲間や家族から言われる、10周年の感想。

素直に自分の信じる形を表現しようとした結果、
あそこに来てくれた多くの方が伝えてくれる気持ち。

いつもとはちょっと違う年末年始を過ごし、家族というものに触れつつ、
また新しい気持ちになる。

その中でも10thについてまだ振り返ることが必要なほど
話が出る。

本来僕らがお客様に感謝する日ではあるが、
多くの方が毎年ありがとうって言ってくれる。

飲食店をやっている人や働いている人が
なぜ働いているのか続けているかはそんな言葉が表しているだろう。

10th当日毎年と同じように 社員から様々なありがとうを届けた。

会場に貼ったありがとうの手書きシートは
2メートル直径のものを3枚。
スタッフ4名ごとに毎日1週間弱をかけて賄時に一緒に書いた。

家族へ、飲食業界へ、仲間へ。

前日、僕は一人夜中に残った。
2時半から5時まで、一人で1枚2.5メートル×3.6メートルのありがとうシートを書いた。

今まで働いたスタッフへのありがとう
思い出に残っているかけるだけのありがとう
家族に。

一つひとつ思いを込めた。

これはスタッフへはサプライズだった。

バンプオブチキンが歌っていた

本当のありがとうはありがとうじゃ足りないんだ。

そうだと思う。
足りない。

ただ、それしか思いつかない。
だからせめて足りない最上級はしたい。

そして、スタッフにもそれをしてほしい。
ありがとうっていう言葉の連鎖には
オレンジ色の空気にとんだ、幸せな空間が待っていると思うから。

このありがとうというもの。
独立したお店でも行ってくれてる。

ありがとうっていう言葉を見て
僕は幸せになる。

それがたとえ自分が書いたメッセージを呼んでもね。

10th。
ありがとうって言われたり言ったり。

新しい年でもやはりありがとうっていう言葉で始まれたり終わったりしたりできたらいいなと思う。