okeiのコトバ~okeiオーナー片寄雄啓の話~

神奈川大学を卒業し、広告代理店で6年間勤務。ウルフルズ「ええねん」を聞いて、飲食店独立を決断し、退社。2年弱の修業を経て、2005年に29歳で新橋でokeiを開業。(現在、Pizzeria Terzo okei,Viva okei,OKEI BREWERY,Atelier de terrine maison okei,オケタプの5店舗)飲食の事、カズやサザンのこと、人生の事。コトバノチカラを信じて日記に示したいと思います

テレワーク定着への確信とモヤモヤ

これだけ家に閉じこもっていることは記憶にない。

いいのか悪いのかということを考えられない、だって動けないんだから・。。

そもそも胆のう全摘手術を早めた理由の一つは緊急事態宣言延長。その間にやったほうがいいと思ったから。まさかもう一つ、病気が出てくるとは・・・・。

この1年以上、日本だけではなく、世界中がリモートワークということへのシフトが行われて、売れるもの=必要なモノも変り、場所も変わりつつある。

たとえコロナが収束?共存?になるとしても、この変化は止まらないだろう。

数日間、いわゆる強制的なステイホームをしてみて、これはなかなか難しいなー。みんなよくこれを乗り切ってるなー(乗り切ったないか)と思う。

進められる仕事はある、自分も足が悪いため、食卓から動けないけれど、そこで仕事は進められることはあるし、ミーティングも家ですることも可能だ。ズームもあるし。

これで収入が安定している方々は楽しいことを探して、この生活を楽しんだり、うまく活用できるようにしていった1年なんだろう。

生活が変わるということに対してポジティブに動けた人は、幸せすら手に入れているかもしれないね。

人と会うことを提供する場所で「あった」飲食業の生きる道はどこなのだろうか。

みんな、早く復活してほしい!と飲食店に対して愛情を示してくれる。

ただ、現実的には生活がこうやって変化している中、今までと同じように来てくれるということは間違いなくないのは実感した。

ウーバーイーツを多用した生活の経験はない。ただ、想像は出来た。これは使いたくなるだろう。だって外に出てはいけないと言われているし、外に出ない心地よい生き方を学ぶ時間はあったんだから。

飲食店が一番気を付けなくてはいけないのは何か。以前呼んだ書物では「忘れられること」だという。多くの飲食店がある中で、もちろんほかのお店に行くことはある。その間にだんだんオケイを忘れてしまうことが一番怖いのだという。

悪い店になったわけではないけど、何となく忘れられていくのが怖いというのだ。

こういうコロナの状況で営業を休んでいる状況で皆さんがやっている店や自宅周りの店を開拓していくことはしょうがないコトだし、正しい。

そこに踏み込めない自分はいるのだが、それで回数が減り、いつしか忘れていく。

そこが一番難しいコロナの課題なんだと思う。

その恐怖からいろんなことをトライ&エラーをしている自分がいるのは、これが脳裏にあるのかもしれない。

とはいえ、現実のテレワークが続くことを確信している今。

現状で存在していけるというのはなかなかやはり難しいのだろうと思う。

そこにやりたいことや「やりたくないこと」の折り合いをどうつけるか。

と書いていたら、緊急事態宣言延長の可能性ありという話があるそうだ。

ま、そうだよね。

諦めるわけにはいかない。

夢と希望を持つ、いやスタッフに持ってもらう会社であり、リーダーでなくてはいけない。どんな人や会社や組織でも荒波がないことはない。

現実は厳しい。

なにくそ!ってよじ登り途中に、何度も引きずりおろされる。

最後に。

酒を出していくのも考えてしまう。

ただ、協力金を受けずに過ごすことができるのだろうか。

時短を無視していくことだって考える。

雇用を守るとかいろんな理由はある。

やったもん勝ちもわかる。ただ、モヤモヤスル。

感染対策をして気を付けて、強行営業するのも考える。

ただ、そこに来てくれる常連さんはいいが、それ以外のお客様は

対策をしてくれるのか、マスクをしないで大声で話してしまうのではないか。

子供や闘病中の親と同居するスタッフがいる。

万が一持ち帰ってしまったら、、、コロナを。

この堂々巡りを1年しているのがつらいのだ。